ボタンサイズ別のタップミス発生率と押しにくさの印象評価
ユーザーにタブレット端末で以下のサイトにアクセスしていただき、画面に表示される25個並んだボタンのうち、赤いボタンを押下してもらい、その直後、ボタンの押しやすさの印象を回答してもらいました。ボタンの形状は正方形で、サイズは12px~48pxまでの10パターンを用意し、その内の5パターンをランダムに表示して操作してもらいました。
タブレットユーザーに最適なボタンサイズは縦横32px以上
ボタンサイズが異なるボタンを押下した後にボタンの印象について回答してもらった結果、サイズが28px(button28)以下のボタンでは「どちらかといえば押しにくい」、「押しにくい」と答えたユーザーが10%を超え、20px(button20)以下では半数以上が押しにくいと感じることがわかりました。
また実際のミスタップの発生率を調査した結果、サイズ24px(button24)以下のボタンはミスタップ発生率が10%を超える結果となりました。インチ別で見ると、ミスタップ発生率が10%を超えるボタンは7インチユーザーでは24px以下、7.7~7.9インチユーザーでは20px以下、9~10.1インチユーザーでは16px以下となりました。
これらの結果から、サイトにおける重要なボタンに関しては、タブレットユーザーを考慮して縦横28pxないしは32px以上の十分なゆとりをもったボタンサイズが適切であると推察できます。