SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

[強化編]ノンクリエイターのためのWebコピーライティング講座

言えば言うほど嫌われる「ドヤ顔コピー」 <誰に>をとことん想像すれば、誤爆は防げる


主役は相手、商品とのストーリーを想像しよう

 想像することについて、もう少し強調したい。世の中が便利になって一番衰えるのは、考えること、想像することだ。コピーを考える時、<誰に言うか>を決めることで<何を言うか>が決まると言ってきた。その<誰>に対する想像力が深ければ深いほど、メッセージは強くなる

 冒頭のドヤ顔コピーだって、想像を深めることで変わる。たとえば、子育て中のママにフォーカスしてみよう。

すごい吸塵力と驚異の軽さ、
もう他のハンディクリーナーは使えない。

子どもを抱っこしながら、ラクラクおそうじ。
食べこぼしたお菓子もバリバリ吸い込む。

 軽くて吸引力のあるハンディクリーナーは<誰>である、小さな子どものいるママのどのような問題を解決するのか。あるいはどのようなうれしい体験をもたらすのか。または、どのようなシーンでどのような使い方をすれば、相手に大きな得をもたらすことができるのか。それらを考えるかどうかで訴求の強さ、それにともなうイメージの換気力も変わってくる。

 いかに自画自賛しても、あっさり本性が暴かれる時代である。アテンションやインタレストのためのフックや強い表現は必要ではあるが、広告のメッセージであれ、オウンドメディアのコンテンツであれ、商品のプレゼンテーションであることには変わりない。

 どれだけあなたのお役に立つか、相手を主役とした商品とのストーリーを伝えることに努めたほうが受け入れられるはずである。今日からあなたも心がけましょう。さぁ、ご一緒に、「STOP!THE ドヤ顔コピー!」

今回のまとめ

  • ドヤ顔コピーとは相手不在で自画自賛ばかりする、嫌われコピー
  • 言いたいことと、知りたいこととの間には大きなギャップがある
  • 訴求ポイントや価値は相手から逆算して考えること
ノンクリエイターのWebコピーライティングの強化に役立つ1冊

●誰かに教えたくなる世界一流企業のキャッチフレーズ(ライオネル・セイラム/クロスメディア・パブリッシング)

企業やブランド、キャンペーンのスローガンを集めたものです。その数は約2000、その上、61のスローガン誕生と背景の事例解説もあり、ちょっとした辞典です。強い印象を残し、価値を端的に表現するメッセージはどのようなものか、それを知るとコピーづくりのヒントにもなります。でも題の「誰かに教えたくなる」はちょっと言い過ぎかも。

10/17「トリプルメディア時代を乗り切る!ノンクリエイターのためのWebライティング講座」開催

インターネットにより、誰もが気軽に情報発信ができる時代。裏返してみれば、誰もが責任ある文章を書かなくてはいけなくなったとも言えます。どんな情報を、どう表現して発信すればいいのかお困りの方へ。流行りのトリプルメディア、ソーシャルメディア、ペイドメディア、オウンドメディアについて、SEOを踏まえたWebライティング術をそれぞれのプロ講師が教えます。

★☆★「トリプルメディア時代を乗り切る!ノンクリエイターのためのWebライティング講座」の詳細・お申し込みはこちら★☆★

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
[強化編]ノンクリエイターのためのWebコピーライティング講座連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

有田 憲史(アリタ ケンジ)

 コピーライター(キャリア24年)。主な仕事は広告や販促ツール、Webサイト、IRツール、ダイレクトマーケティングの企画やコピー。時々マーケティングプランナーも。その他さまざまな仕事もこなしており、ネット通信講座のコピーライティングの講師、マーケティングコンサルタントやゴーストライターの経験も。これまで担当した業界は電機メーカー、IT、不動産、自動車メーカー、健康食品、流通、食品など。

●ブログ「コピーライターが思わず ! となったコピー。」
●Twitter:ありけん@arikenunited

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2013/09/11 10:42 https://markezine.jp/article/detail/18056

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング