デジタルガレージは、クレディセゾンと、国内外におけるスタートアップ企業のインキュベーション事業や、ビッグデータ領域における事業について、業務提携に向けた基本合意を行った。
2013年3月に発表したデジタルガレージグループでオンライン決済事業を担うecontext ASIA Ltd.へのクレディセゾンの出資とこれに伴う日本を含むアジア市場における決済サービス事業の共同推進を通じて、両社はすでに事業連携に着手している。今回の業務提携は、これを決済サービス事業以外の領域に広げるものとなる。
インキュベーション事業連携においては、クレディセゾンが有する約3,500万人のカード会員や約890万人のネット会員のデータリソース、有効期限のない「永久不滅ポイント」とそれを活用したポイントサイト「永久不滅.com」等と連動したサービスの開発に必要な技術情報などを、グローバルに活動する起業家志向のエンジニアを支援するデジタルガレージのインキュベーションセグメントに提供。新たにネットビジネスを切り開いていくスタートアップ企業の共同育成及び事業連携を推進することを計画している。
またビッグデータ領域における事業連携では、デジタルガレージや同社グループが有するネット決済やリコメンデーションエンジンの運営、消費者向けサイトを通じて構築したメディアデータベースと、クレディセゾンが有する会員の属性・購買履歴などのデータベースの連携の可能性を追及。質の高いリサーチ/マーケティング支援事業、O2Oソリューション、決済サービス、新規サービスの提供を目指す。
【関連記事】
・日立、交通系ICカードビッグデータ活用による駅エリアマーケティング情報提供サービス開始
・ソフトバンク・テクノロジーと東京理科大学、ビッグデータビジネスの産学連携開始
・トヨタ、自治体や企業が利用できる「ビッグデータ交通情報サービス」を開発
・「OKWave総合研究所」開設~蓄積したビッグデータを基に、VOC分析等実施へ
・電通と富士通、ビッグデータを活用したマーケティング事業で協業