Adobe Socialは Adobe Marketing Cloudを構成する主要なソリューションの一つ。リスニング&モデレーション、エンゲージメントの分析や、コンテンツ、アプリケーションの制作、ソーシャル広告などを一つのプラットフォーム上で一元管理できるエンドツーエンドのソリューションである。
新機能として、Predictive Publishing機能、モバイルユーザー向けインターフェイス、合理化されたレポート機能、および新しいコラボレーション機能を追加した。
Adobe Socialによって企業のマーケティング担当部門は、ソーシャルマーケティングを自社の組織全体に拡大し、顧客が行う会話を傾聴し、それに対するエンゲージメントを行い、さらにソーシャル上のやり取りとビジネス的な成果とを紐づけることが可能に。
Flickr、Foursquare、Instagram、およびLinkedInにも対応
また、ソーシャルマーケターは膨大なソーシャルデータを傾聴し、それを使って魅力あるコンテンツを公開し、またそれによってさらに優れたデジタルエクスペリエンスをユーザーに提供する作業に日々取り組んでいる。また同時に顧客や見込み客との双方向の対話を育み、さらに養成しようとしている。これらの取り組みはいずれも、拡大し続けるあらゆる種類のソーシャルプラットフォームに対応していく必要がある。この現状を踏まえ、Adobe Socialは従来のFacebook、Google+、Reddit、Tumblr、Twitter、YouTube、およびその他多数のメディアに加えて、この度Flickr、Foursquare、およびInstagramにも対応。ソーシャル上での対話、消費者行動、およびリアルタイムのトレンドを可能な限り包括的に理解できるようになった。
特に、Foursquareについては、そのチェックインデータを最大限に活用するため大手データプロバイダーのGnipとの間に独占的提携を交わし、Adobe SocialはこのFoursquareの提携を活用可能な唯一のソリューションに。ロケーションごとのモバイルデータへのアクセスを通じ、ソーシャルマーケターは顧客のチェックイン活動の動き、競合状況、およびロケーションを限定したマーケティング活動と個々のベニューのチェックインデータとの間の整合性を確認できるようになった。
そして、LinkedInの企業ページやグループに対してコンテンツを公開し、またそれらに関連するアクセス解析を行う機能も加わり、この重要なプロフェッショナル向けネットワークでの関係構築を支援する。
これらの新しいプラットフォーム追加によって、消費者との接点が拡大し、ソーシャルマーケターは活動の規模を企業全体に拡大すると共に、消費者に対するより包括的な理解を構築できるようになった。
ソーシャルコンテンツのパフォーマンスを最大限に発揮するタイミングを予測
加えて、個々のコンテンツによるソーシャル上での関与を予測し、このコンテンツのパフォーマンスを最大限に発揮するうえで最適なタイミングを自動的に助言(レコメンデーション)する強力なPredictive Publishing 機能もAdobe Socialに加わった。この新機能によって、ソーシャルマーケターのチームは、対象オーディエンスに最も大きなインパクトを与えるタイミングでコンテンツを提供できるようになる。またこのソリューションは学習能力を備えており、利用する度に助言(レコメンデーション)内容を改善し、より高度な予測を実現する。
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