企業のソーシャル活用に手ごたえ
今回の調査では、TwitterやFacebookを活用している企業の割合が大きく上昇。企業のFacebook活用率は約8割となり、Twitter活用率も5割を超えている。急成長したLINEの活用率は約25%で、mixiやGoogle+とほぼ並んでいる。ソーシャルメディアの活用目的では、TwitterとFacebookで前年に比べ「ブランディング」関連が伸長。その他、「サイト流入増加」も上昇し、自社サイトへの流入効果が期待されている。また、LINEでは「EC連動」が他ソーシャルメディアに比べ高い結果となった。
前年に比べ全体的に営業効果の高まりが大きくみられた。ソーシャルメディアを長期間活用することで徐々に効果が出ている企業もあり、中長期を見据えて継続的に活用することで、より効果が見込めるものと考えられる。
BtoBでのソーシャル活用
「企業・官公庁(BtoB)向け展開企業」のFacebook活用課題では、「効果測定の基準がわからない」「投稿ネタがない」「情報発信のやり方がわからない」「ファン数が増えない」等が多いのが特徴。ソーシャルメディア活用上の課題をみると、全般的に「営業上の効果」への関心が高くなっている。
今後、ソーシャルメディア関連予算や体制面強化の意向率は「企業・官公庁向け(BtoB)展開企業」で特に高く、さらに活性化するものと見られる。とくに利用意向が高いのは、Facebookの63.2%、Twitterの42.4%で、LINEの今後の活用意向率は17.7%。多数のソーシャルメディアが乱立する中で、重複活用を避ける動きも出ており、今後は各特性や効果を考慮した見極める動きが増加すると考えられる。
【調査概要】
調査対象 :「gooリサーチ」登録モニター/調査方法 :非公開型インターネットアンケート
調査期間 :2013年6月12日(水)~2013年6月24日(月)
有効回答者数 :356名
回答者の属性 :
【従業員規模】10人未満:9.0%、10人以上100人未満:27.8%、100人以上1000人未満:35.1%、1000人以上:28.1%
【対象顧客】
どちらかといえば消費者向け(BtoC):49.2%
どちらかといえば企業・官公庁向け(BtoB):31.7%
消費者と企業・官公庁の両方(BtoCおよびBtoB):16.9%
その他:2.2%
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