DeNAの2013年度第1四半期(4~6月)は、売上収益522億円(前年同期比10%増)、営業利益170億円(前年同期比8%減)。国内外のMobageを含む、ソーシャルメディア事業単体の売上収益は451億円(前年同期9%増)
スマートフォンの普及が続くなか、DeNAはMobageで提供しているソーシャルゲームの国内外での利用拡大に注力してきた。第1四半期では、海外Mobageで提供しているソーシャルゲーム内で使用される仮想通貨「モバコイン」の消費が、主要市場である北米を中心に増加。売上収益の拡大に貢献している。海外事業は損益の改善が進み、欧米向けMobageでは、6月単月での黒字化を達成した。
一方国内では、ブラウザゲームとアプリゲームの両方で内製・協業の新規タイトル開発を推進し、提供を開始するための準備を整備。営業利益については、利益率の高い国内Mobageの内製・協業タイトルでの売上収益が減少したことなどにより、前年同期比で営業減益となった。
国内Mobageでは、当期中に約60タイトル(7割はアプリ)の新規リリースを予定しており、ブラウザゲーム、アプリゲームの両方で、新規タイトルからヒット作をねらう。欧米向けMobageでは当期中に20タイトル以上の新規アプリのリリースを予定。資を継続しつつ第2四半期において四半期ベースでの黒字化を目指す。
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