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2014年世界の広告費、ワールドカップ/冬季オリンピック等の効果で4.5%増予測

 電通グループのメディア・コミュニケーション・エージェンシーであるCarat(以下、カラ)2013年と2014年の世界の広告費の成長率予測(改訂版)を発表した。カラは世界82か国のネットワークを通して情報を入手し、選別した57地域の広告費の成長率を独自に分析・推計。広告費には、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、映画館広告(シネアド)、屋外/交通広告、デジタルを含む。

 2013年の世界の広告費の成長率は、本年3月の予測3.7%増(対2012年比)から微減し、3.0%増(同)へ。世界経済の回復が想定より緩やかであったことがその主要因である。

 2014年は、ブラジルでのワールドカップ、ロシア/ソチでの冬季オリンピック、米国での中間選挙等の大イベントが寄与し、4.5%増と予測。特に成長率が顕著なのは、ラテンアメリカ(対2013年比14.5%増)。中央および東ヨーロッパ(同7.4%増)、アジアパシフィック(同5.2%増)地域も、順調に成長と予測。

 2012年、13年とマイナス成長が続く西ヨーロッパ(英国を除く)でも、2014年は回復傾向(同1.4%増)へ。北米は引き続き安定した成長(同3.0%増)が見込まれる。

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2013/09/13 12:00 https://markezine.jp/article/detail/18471

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