ニールセンは、スマートフォン視聴率情報Mobile NetViewおよびPC版インターネット視聴率情報NetViewの8月データをもとに、スマートフォンとPCの2スクリーンでのインターネットサービスの利用状況を分析し、その結果を発表した。
2013年8月の訪問数の規模は、スマートフォンからのインターネットサービスの利用者数(アプリの利用とウェブサイトの訪問の両方を含む)は3,330万人、パソコンからのインターネットサービス訪問者数は5,320万人であった。このことから、スマートフォンのインターネットサービス利用者数はパソコンのインターネットサービス訪問者数に対して63%まで拡大した。
そして、スマートフォンとパソコンの2つのスクリーンそれぞれから利用されているブランドのリーチ上位10位をみると、スマートフォンのリーチではGoogleが1位となり97%、2位がYahooの90%となった。3位にはFacebook(72%)、4位にLINE(68%)、6位にTwitter(62%)がランクインするなど、コミュニケーション関連サービスが大きなリーチを獲得していた。
一方、パソコンでの利用状況は1位がYahooで82%となり、2位がGoogleの57%で、その差は25ポイントと依然としてYahooのリーチが突出した状況であった。
次に、スマートフォンでの年代別リーチをみると、LINEとTwitterは若年層でのリーチが極めて高く、年齢が上がるにつれリーチが下がり、50代以上では50%前後となった。一方、Facebookでは10代のリーチはLINEやTwitterよりも低いものの、年齢があがってもリーチが60%を超えていた。
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