すららネットは、行動経済学者 田中知美氏と東京大学と共同で、オンライン学習教材「すらら」を用いたビッグデータ分析研究プロジェクトを開始した。
近年、アメリカをはじめとする先進国で、大学の講座を無償で受講できる大規模オンライン講座が台頭しつつあり、先進国ではオンライン学習が大きなブームを迎えている。また、日本の大学にも、アメリカの大規模オンライン講座の組織に参加する動きが出てきている。世界銀行を始めとする国際機関も、途上国における劣悪な学校教育の問題の解決策として、オンライン学習に注目している。
同プロジェクトは、小中高生向けオンライン学習教材「すらら」のシステムに日々蓄積される膨大な学習履歴情報のログデータから、生徒の学習行動を詳細に分析し、好ましい学習行動や成績向上に導くためのサポートシステムを調査するもの。学習の行動パターンをログデータから分析し、成績が伸びる利用者と、伸び悩む利用者の行動パターンの違いなどを明らかにし、その研究成果をもとに、成績が伸びていない子供達に対して、どのようなサポートシステムを作れば、成績の向上に導くことができるのかを研究する。
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