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Google商品リスト広告(PLA)虎の巻

商品リスト広告における3つのデータフィード最適化ポイントとは?導入企業最新事例紹介【第4回】


業務用品通販サイト事例:サイト全体のCV数が53%増加

 ではここから、データフィード最適化に取り組んだ企業の事例をみていきましょう。ドイツ発のプロ仕様の業務用品通販サイトを運営するカイザークラフトの事例です。

導入の背景・目的

 カイザークラフトは、機能性に加えてデザイン性を重視した様々な商品を扱っています。商品リスト広告は検索結果ページで商品画像や商品特長・価格などユーザーに提供できる情報量が多いのが特徴です。この点から同社の取り扱い商品との相性が良く、自社サイトへのトラフィックと購入率の増加を期待して実施に至りました

導入効果

 その施策の目ぼしい結果をいくつかご紹介しましょう。

●サイト全体のコンバージョン数が53%増加
●増加分のうち、商品リスト広告経由のコンバージョンが38%を占める
●リスティング広告と比較して、クリックコストを半分に押さえCTRは約2倍向上
●自社のサイト名検索が50%増加

 施策の結果、サービス導入当初と比較してサイト名の検索数が50%増加しました。商品リスト広告を見て、サイトを知ったユーザーもたくさんいるようです。この事例から直接効果だけではなく、副次的効果も期待が見込めるという新たな発見がありました。

※商品リスト広告実施に際して、データフィードの構築はフィードフォースが、広告運用はプレシジョンマーケティングが支援いたしました。

集客施策の中での商品リスト広告の位置づけと期待する効果

 ユーザーの検索ワードに対して複数の自社商品を表示させることが可能な商品リスト広告はAdWords広告と併用することで掲載面の拡大に繋がります。商品リスト広告は、自社サイト流入前に商品の情報をユーザーに伝えることができます。だからこそ、購入の意思決定が早い特性を生かし、さらなる効果向上を期待できるのです。

ますます高まる、商品データベースを活用したマーケティングの重要性

 これまで4回にわたって、「商品リスト広告」を中心に、データフィードとは何か、そしてそのマーケティングへの活用について解説してきました。データフィード施策から好結果を得るためには、まずは自社で戦略的な商品データベース活用の重要性と各広告出稿先のデータ仕様の特徴を把握することが先決です。現在、そして今後はますます、商品リスト広告のような自社商品をユーザーに訴求できるサービスを上手くマーケティングへ活用できる企業とそうでない企業の差は広がっていくでしょう。

 この連載が「商品データベースを活用したマーケティングの重要性」を理解するきっかけとなり、今後さらに増え続ける広告出稿先の動向を押さえて施策を打つ際のお役に立てれば幸いです。

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この記事の著者

川田 智明(カワダ トモアキ)

2012年4月、株式会社フィードフォース入社。 「オウンドメディアのソーシャル化サービス」の市場調査からセールスを行い、半年後に新規事業として「データフィード最適化サービス」を立ち上げる。現在は、外部企業との事業提携から広告主の集客最大化の提案まで幅広く担当している。

■関連リンク
株式会社フィードフォース

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2013/12/11 14:57 https://markezine.jp/article/detail/18761

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