<モア・ベター型>商品は、普遍的欲望「健康、安心、お金」で攻める
<ソリューション型>を必要としている人は、問題を解決したいという欲望を自覚していることが多いため、キャッチフレーズやボディコピーの内容も思いつきやすい。しかし、<モア・ベター型>となるとそうシンプルに行かない場合もある。
<ソリューション型>と比べて欲望がつかみにくいのだ。さらに想定ユーザーの条件や属性が幅広かったり、男女どちらでもという商品の場合、欲望もさまざま考えられるので、どの欲望にフォーカスするか悩んでしまう。さて、どうしましょうか。
そんな時は今一度、人の欲望に注目しよう。テクノロジーが進化しようとも、生活習慣が変わろうとも、価値観が多様化しようとも、新しいアドテクやマーケティングが出現しようとも、人類誕生以来、人の欲望はあまり変わっていないように思える。
『ザ・コピーライティング』の著者、ジョン・ケープルスはその中で、売り上げが上がる訴求ポイントとしていくつか例を挙げている。<収入を増やす><お金を節約する><脂肪を減らす>などなど……、みな21世紀に生きる私たちの欲望と同じである。
そこでケープルスの挙げた欲望を参考に、欲望の種類を整理してリストアップしてみた。細分化するとキリがないので大まかに分けている。年齢や置かれている環境によって変わったり、程度に差はあるだろうが、私たちは以下のいずれかになにかしらの欲望を持っているはずだ。私たちを悩ます108の煩悩もここから生まれる。
Webコピーライティングに使える普遍的人間の欲望
- 健康(より健康、より美しく、ダイエット、アンチエイジングなど)
- お金(資産形成、コスト、節約など)
- 安心(品質、暮らし、老後、トラブル、日常のリスク、災害など)
- 成功(仕事、ステータスなど)
- 注目(差別化、人気、恋愛など)
- 楽をしたい(心理、労力、時間など)
- 喜び(娯楽、快適、コミュニケーション、成長など)
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