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Financial Times、記事30本まで無料で閲覧可能に

 英経済紙Financial Timesは、10月1日、同紙が運営するサイトFT.comのコンテンツに対して、10月中旬をめどに無料でアクセス可能とすることを発表した。

 無料アクセスの対象となっているのは、FT.comで公開されている記事、解説記事、コラムニストの寄稿記事など。利用者は、1か月に30本までコンテンツに無料でアクセス可能となり、最初の5本にアクセスしたところで簡単な登録が必要となる。それ以上のアクセスを希望する場合は、年額99ポンド(119ユーロ/109ドル)のスタンダードプランか、199ポンド(319ユーロ/299ドル)のプレミアムプランに申し込む。プレミアムプランに申し込むと、より専門的なコラム記事の閲覧や携帯での閲覧が可能になる。

 この新しいアクセスモデルによって、ブログやニュース・アグリゲーターやその他のウェブサイトからFT.comのコンテンツへのリンクがより自由にできるようになった。これらは、ページビューやユニークユーザー数を増やして広告媒体としてのサイトの価値を高めるための施策のひとつであり、すでに米New York Timesも有料コンテンツを9月から無償で公開している。

プレスリリース:"FINANCIAL TIMES DRIVES DIGITAL GROWTH - Launch of New Access Model Opens up FT.com"
参考:「NY Times、有料コンテンツの提供を中止、広告モデルへの方針転換を発表」(MarkeZine)

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この記事の著者

井浦 薫(編集部)(イウラ カオル)

MarkeZineで主に書籍を作っています。
並行して、MONEYzineにも力を入れています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2007/10/05 19:02 https://markezine.jp/article/detail/1879

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