SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

[強化編]ノンクリエイターのためのWebコピーライティング講座

“役に立つ”が伝わるコピーは注目される 本・雑誌に学ぶ実用系フレーズの書きかた


“役に立つ”と分かる表現にしないと損をする

 役立つ提案を見出すことができれば、表現するのは難しくはない。ただし、一瞬で関心をひくためには、内容にサプライズが欲しい。前のページの例で言うと、<ふたりで1万円>、<ほっそり見えるのに寒くない>だ。

 ギャップを強調してサプライズを訴求し、お得感や利便性を際立たせる。具体的なキーワードを入れて表現できれば訴求力はアップする(でも、釣り表現は厳禁!)。

 以上は、ほんの一部だが、書籍のタイトルや雑誌の見出しは、パンチの効いた競争力の高いフレーズが多いので、Webコピーの参考にもなる。

 以前、本連載で「強力な伝播力と拡散力を持つフレーズは女性誌に学べ」と述べた。今回の注目されやすい実用性の高い情報のフレーズも学べることは多い。Webコピーライティングと雑誌の表現はマッチするというのが個人的な印象だ。

 さいわい、書籍のタイトルは書店まで足を運ばなくてもネット書店で見ることができるし、雑誌は「magabon」のような専門の情報サイトがあるので、タイトルや見出しの研究には困らない。悩んだら見ていただきたい。きっとヒントに出会えるはず。

 ウソや話を盛り過ぎると、すぐにばれる時代だ。マーケティングでも、カッコつけすぎたり、はなはだしい誇張をしてもすぐに裸にされる。

 特にWebコンテンツでは、読み手の期待に応えた、実用性の高い情報を発信した方が喜ばれる。その際は、一瞬で<あなたの役に立ちますよ!>と分かるキャッチフレーズや見出しでアピールしてほしい。ということで、この記事があなたにとって有益であればうれしいです。

今回のまとめ

  • <方法>、<術>、<テクニック>など実用系ワードは注目されやすい
  • 実用系ワードを使わないフレーズは雑誌の見出しが参考になる
  • ただし、内容が充実していないと釣りタイトルと見られ、信用が落ちるので注意
ノンクリエイターのWebコピーライティングの強化に役立つ1冊

●一瞬で心をつかむ77の文章テクニック(高橋フミアキ著/高橋書店)

正しい文章術ではなく、思わず読まれる文章に必要なテクニックを紹介。タイトルや見出しから、書き出し、長い文章を書くコツまで例文や思考プロセスを使って解説しています。特にタイトルと見出しについては、2章を割いて35のテクニックを紹介、実践しやすいので、文章が苦手な人にも役に立ちそうです。

2014年5月28日(水)「動かす、読まれるWebコピーの発想と作り方」開催

Webの記事を読むのもいいけれど、実際に有田憲史さんに会って直接講義を受けませんか?

「コピーの中で最も重要なキャッチフレーズの作り方」「説得力アップのための フレームワークとレトリックの紹介」の2点に重点を置き、動かす、読まれるWebコピーの発想と作り方を学べるオススメ講座です。

★☆★「説得力アップ!動かす、読まれるWebコピーの発想と作り方」の詳細・お申し込みはこちら★☆★

 

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
[強化編]ノンクリエイターのためのWebコピーライティング講座連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

有田 憲史(アリタ ケンジ)

 コピーライター(キャリア24年)。主な仕事は広告や販促ツール、Webサイト、IRツール、ダイレクトマーケティングの企画やコピー。時々マーケティングプランナーも。その他さまざまな仕事もこなしており、ネット通信講座のコピーライティングの講師、マーケティングコンサルタントやゴーストライターの経験も。これまで担当した業界は電機メーカー、IT、不動産、自動車メーカー、健康食品、流通、食品など。

●ブログ「コピーライターが思わず ! となったコピー。」
●Twitter:ありけん@arikenunited

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/04/28 12:32 https://markezine.jp/article/detail/19112

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング