ヤフーは、「バレンタインデー」について、「Yahoo!検索」で検索されたキーワードと「Yahoo!ショッピング」の購買データを基に、今年の傾向を調査した。
「バレンタイン」の検索数は年々増加
「バレンタインデー」の関心を、「Yahoo!検索」の検索データを用いて調査した。調査したワードは「バレンタイン」と「チョコレート」。まず「バレンタイン」の検索数は、年を追うごとに増加している。駆け込み需要が年々多くなってきているのか、特にバレンタインデー当日で大きな差が出ている。
今年は例年に比べ、検索数が高めに推移しており、さらに需要が多くなることが予想される。また「チョコレート」に関しては、過去3年ほぼ横ばいで推移していたが、今年は「バレンタイン」同様、例年に比べ推移が上振れに。
「Yahoo!検索」での集計期間は、2011年~2013年の1月1日~2月14日および、2014年1月1日~2月5日。検索数がもっとも高かった日を「100」として指数化。
2014年は高級チョコの検索数が上昇傾向
「Yahoo!検索」で検索された、「バレンタイン」に関するキーワードのなかで、前年に比べて上昇率が高かったのは「高級チョコ」だ。検索数の上昇率は前年同時期比225%となり、特に注目されていることが分かる。最近は海外から続々とチョコレートブランドが進出しており、まず「高級チョコ」を検索したのち、ブランドを絞り込む意図があると思われる。
また、「Yahoo!ショッピング」の購買データにおいても、「高級チョコ、スイーツ」(特集ページのコーナー)における取扱高が前年に比べて130%と高く、今回のバレンタインは景気も後押ししてか、消費に積極的な様子がうかがえる。
「Yahoo!検索」での集計期間は2013年、2014年の1月29日~2月4日。
「Yahoo!ショッピング」での集計期間は2013年、2014年1月8日~2月4日。
例年、需要が高い手作り派
「高級チョコ」の需要が上昇する一方、「バレンタイン」とともに検索されるワードで、例年ボリュームが大きいのが「手作り」関連だ。「バレンタイン」とともに検索されたワードをランキングにしてみると、「レシピ」の検索数が抜きんでており、今年もその傾向にあるといえる。さらに過去3年間のデータでは上位5位までに、「手作り」「ラッピング」といったワードが定常的にランクインしている。
「手作り」に関する検索数は、バレンタインデー当日に向けて急増する傾向にあるので、2014年に関しては、これからランキング上位に食い込んでくるものと推測される。
「Yahoo!検索」での集計期間は、2011年~2013年の1月1日~2月14日および、2014年1月1日~2月5日。ランキング1位の検索数を「100」として指数化。
「義理チョコ」「友チョコ」の本音
日本ならではの文化ともいえる「義理チョコ」、そして数年前から根付き始めた「友チョコ」。実際手渡す側としては、どのような心境なのだろうか。
「義理チョコ」「友チョコ」とともに検索されたワードをそれぞれ10位までみてみよう。まずは「義理チョコ」だが、特徴的なのは「量」や「価格」に関するワードが多いことだ。「大量」「値段」「安い」といったワードのなかには、「300円」(5位)という具体的な金額まで検索されている。「通販」にて「まとめ買い」をする需要も高そうだ。
また、もらう側(男性側)の意見では、「いらない」(9位)という若干ネガティブなワードも。一方「友チョコ」は、「簡単レシピ」「レシピ」などの、「手作り」系のワードが上位を占めている。「ラッピング」や「かわいい」というワードからは、"見た目"を重要視していることが分かる。「義理チョコ」は質より量、「友チョコ」は手作り/ビジュアルを重視が主流と推察される。
「Yahoo!検索」での集計期間は、2014年1月1日~2月5日。
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