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売上直結!ダイレクトレスポンス視点のFacebook広告活用術

詳細なターゲティングは逆効果?
Facebook広告、成功の三大原則はこれだ!


原則2:アカウント設計の秘訣

 Facebook広告のアカウントは、下記の図のように「キャンペーン」と「広告」の2つで構成されています。

 1つの「キャンペーン」には、複数の「広告」を紐づけて配信できる仕様になっています。ここで気を付けるべきことは、『1つのキャンペーンに、複数の広告を紐づけてはいけない』ということです。『1つのキャンペーンには、1つの広告のみを設定して配信』をしてください。なぜならば、予算はキャンペーンで管理をしているため、複数の広告を紐づけてしまうと、特定の広告のみ予算を上げて露出を高めるということができなくなるからです。

 少し手間がかかりますが、『1キャンペーンには1つの広告』を設定しましょう。こうすることで、それぞれの広告の効果を見ながら予算の調整が可能となり、より効果的な配信をすることができるようになります。

原則3:詳細なターゲティングは逆効果?

 Facebook広告の一つの特長は、「詳細なターゲティングが可能」という点です。Facebookは実名登録のため、性別、年齢などは基本的に偽って使うことは少ないかと思います。また、住んでいる地域、卒業した学校、勤務先、交際ステータスなどさまざまな個人の情報による詳細なターゲティングが可能で、有効な手段ではあります。

 ただし、「ユーザーはすべての情報を登録しているわけでない」ということを忘れないでください。たとえば既婚、独身、交際中、婚約中を示す「交際ステータス」について、日本において、この項目を登録していないユーザーは実に75%。4人に1人しか登録を行っていないのです。

 例えば、「30代後半以降の既婚者の女性」に絞ってFacebook広告を掲載したいというニーズがあったとしましょう。「既婚者」というセグメントで、詳細にターゲティングしてピンポイントにCVを狙いたいという気持ちは理解できますが、それは同時に日本のFacebookユーザーの75%を捨ててしまうことになるのです。

 もちろん、配信を除外してしまった75%のユーザーの中にも既婚者はたくさんいます。さらに、利用するターゲティングの種類や絞り方によって、配信単価も上がってきます。Facebook広告においては、詳細なターゲティングを行わず、なるべく広く配信を行う方が結果的に効果は上がる場合が多いのです。

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Facebook広告で勝ち抜く、次の一手

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この記事の著者

岡弘 和人(オカヒロ カズト)

株式会社ココラブル/取締役。1981年生まれ。東京都出身。2004年国際基督教大学教養学部を卒業。大学卒業後、株式会社アイ・エム・ジェイ入社、広告代理事業立ち上げに携わり、リスティング広告の営業、コンサルに従事。その後、2006年株式会社IMJモバイルへ転籍、モバイルアフィリエイト事業の責任者を経て、2011年、株式会社ココラブル取締役に就任。日本初のFacebook広告専門事業を立ち上げ、現在に至る。

■関連リンク
株式会社ココラブル

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/05/30 14:53 https://markezine.jp/article/detail/19354

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