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売上直結!ダイレクトレスポンス視点のFacebook広告活用術

Facebookを介してSocial CRMを実現する「カスタムオーディエンス」機能とは?


 前回は、Facebook広告のターゲティングの考え方についてお伝えしました。今回で、この連載は最後となります。最終回は、LTVに重点を置いたターゲティング機能「カスタムオーディエンス」と「Facebook広告の今後」についてお伝えしたいと思います。(バックナンバーはこちら)

変化する広告媒体としてのFacebookの方向性

 Facebookの日本におけるユーザー数は現在約2,200万人。巨大なSNSへ成長を続けているFacebookですが、広告媒体としてはソーシャルメディアマーケティングからダイレクトマーケティングへの方向性に変わりつつあります。

 Facebookは、個人の動きを細かく特定することができる特長を活かし、ダイレクトマーケティングを行う上での広告評価指標として、獲得単価(CPA)よりも顧客生涯価値(LTV)に重点を置いた機能の充実を目指しています。Facebook広告は、前回お話しした「ダイレクトメール」の発想で、より「あなたへ」のメッセージを届けアプローチすることで、一人あたりのLTVを伸ばして広告主の売り上げに貢献し、費用対効果を重視した媒体価値をさらに高めていこうとしているのです。そのための有効な機能の一つとして「カスタムオーディエンス」というターゲティング機能があります。

「カスタムオーディエンス」機能とは?

 Facebook広告における「カスタムオーディエンス」というターゲティング機能をご存知でしょうか?広告主が持っている顧客情報とFacebookのデータベースを照合することができ、照合されたユーザーを配信ターゲットとして利用できる機能です。照合可能なデータは「メールアドレス」「電話番号」「FacebookユーザーID」となります。これらのデータは、Facebookの管理画面上で暗号化され、Facebookに送信されるため、個人情報をFacebookに渡しているわけではありません。

 この「カスタムオーディエンス」機能によって、「Facebookユーザー、かつ既存顧客」あるいは「既存顧客を除くFacebookユーザー(新規顧客)」をターゲットすることができるようになりました。これにより、新規顧客と既存顧客で広告およびLPを分けることができ、ユーザーのステータス別にメッセージを出し分けることができるため、より効率的な広告配信が可能となります。

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この記事の著者

岡弘 和人(オカヒロ カズト)

株式会社ココラブル/取締役。1981年生まれ。東京都出身。2004年国際基督教大学教養学部を卒業。大学卒業後、株式会社アイ・エム・ジェイ入社、広告代理事業立ち上げに携わり、リスティング広告の営業、コンサルに従事。その後、2006年株式会社IMJモバイルへ転籍、モバイルアフィリエイト事業の責任者を経て、2011年、株式会社ココラブル取締役に就任。日本初のFacebook広告専門事業を立ち上げ、現在に至る。

■関連リンク
株式会社ココラブル

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/05/30 14:58 https://markezine.jp/article/detail/19833

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