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売上直結!ダイレクトレスポンス視点のFacebook広告活用術

Facebook広告ターゲティングの極意を伝授!ターゲットをピンポイントで狙い撃つための手順とは?


 前回は、Facebook広告の効果を高めるために重要なクリエイティブのA/Bテストについて、どのような設計をして効果を挙げるべきかについてお話しました。この連載も残すところあと2回。今回は、効果的なターゲティングの考え方についてお伝えします。(バックナンバーはこちら)

Facebook広告におけるターゲティング配信の特徴

 Facebook広告では、「ユーザー情報」「興味・関心」「ページとの繋がり」「端末情報」などを利用したターゲティング配信が可能です。また、ユーザーが登録している情報だけでなく、下図のようにユーザーの詳細な興味を基にFacebook上でのユーザーの動きを解析し、非常に細かなターゲティングを行うことができます。

 特にFacebookでは、アドネットワークなどのクッキーベースでのターゲティング配信とは精度が異なります。基本的にユーザーは実名登録を行っており、アクティブに活動している人も多いため、精度の高いターゲティングが可能となっているのです。さらに、属性や嗜好性など様々な切り口でマーケティングを行うこともできます。

最短で成果を上げるために、まずは広く配信して有用なデータを確保する

 では、Facebook広告において有効なターゲティング方法について説明していきましょう。弊社では、ターゲティングはまずは“広く”設定することをおすすめしています。

 理由は3つあります。まず1つ目は、なるべく多くの配信母数を取ることによって有用性の高いデータ収集を行い、より良質なクリエイティブを見極めるためです。クライアントからは、他媒体の過去実績などより、ピンポイントに効率よく配信したいという要望をもらうことがしばしばありますが、まずはターゲットを絞りすぎずある程度広い配信を行って、Facebook媒体上での実データを基にPDCAサイクルを回していくことが効果を上げる最短ルートである、と弊社は考えています。

 2つ目の理由は、ターゲットを絞れば絞るほど配信単価が上がりやすい傾向にあるということがあります。特に、地域設定などはCPCが上がりやすく、よほど絞る理由がない限りはおすすめしません。

 3つ目の理由は、ユーザーが登録を行っていない項目も多々あるということです。以前も紹介しましたが、例えば「交際ステータス」は約75%のユーザーが未登録です。そのため「既婚者のみ」のターゲティング配信をしようとすると、「既婚者」も含む75%のユーザーを切り捨ててしまうことになるのです。

 これらの理由により、まずはむやみにターゲットを絞らず広く配信を行い、クリエイティブの最適化とともに、データを溜めていきます。そこからデータを解析し、必要に応じてターゲットの絞り込みを行っていくことが、最短で成果を上げることにつながります。

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この記事の著者

岡弘 和人(オカヒロ カズト)

株式会社ココラブル/取締役。1981年生まれ。東京都出身。2004年国際基督教大学教養学部を卒業。大学卒業後、株式会社アイ・エム・ジェイ入社、広告代理事業立ち上げに携わり、リスティング広告の営業、コンサルに従事。その後、2006年株式会社IMJモバイルへ転籍、モバイルアフィリエイト事業の責任者を経て、2011年、株式会社ココラブル取締役に就任。日本初のFacebook広告専門事業を立ち上げ、現在に至る。

■関連リンク
株式会社ココラブル

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/05/30 14:56 https://markezine.jp/article/detail/19672

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