Facebook広告におけるターゲティング配信の特徴
Facebook広告では、「ユーザー情報」「興味・関心」「ページとの繋がり」「端末情報」などを利用したターゲティング配信が可能です。また、ユーザーが登録している情報だけでなく、下図のようにユーザーの詳細な興味を基にFacebook上でのユーザーの動きを解析し、非常に細かなターゲティングを行うことができます。
特にFacebookでは、アドネットワークなどのクッキーベースでのターゲティング配信とは精度が異なります。基本的にユーザーは実名登録を行っており、アクティブに活動している人も多いため、精度の高いターゲティングが可能となっているのです。さらに、属性や嗜好性など様々な切り口でマーケティングを行うこともできます。
最短で成果を上げるために、まずは広く配信して有用なデータを確保する
では、Facebook広告において有効なターゲティング方法について説明していきましょう。弊社では、ターゲティングはまずは“広く”設定することをおすすめしています。
理由は3つあります。まず1つ目は、なるべく多くの配信母数を取ることによって有用性の高いデータ収集を行い、より良質なクリエイティブを見極めるためです。クライアントからは、他媒体の過去実績などより、ピンポイントに効率よく配信したいという要望をもらうことがしばしばありますが、まずはターゲットを絞りすぎずある程度広い配信を行って、Facebook媒体上での実データを基にPDCAサイクルを回していくことが効果を上げる最短ルートである、と弊社は考えています。
2つ目の理由は、ターゲットを絞れば絞るほど配信単価が上がりやすい傾向にあるということがあります。特に、地域設定などはCPCが上がりやすく、よほど絞る理由がない限りはおすすめしません。
3つ目の理由は、ユーザーが登録を行っていない項目も多々あるということです。以前も紹介しましたが、例えば「交際ステータス」は約75%のユーザーが未登録です。そのため「既婚者のみ」のターゲティング配信をしようとすると、「既婚者」も含む75%のユーザーを切り捨ててしまうことになるのです。
これらの理由により、まずはむやみにターゲットを絞らず広く配信を行い、クリエイティブの最適化とともに、データを溜めていきます。そこからデータを解析し、必要に応じてターゲットの絞り込みを行っていくことが、最短で成果を上げることにつながります。
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