SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

売上直結!ダイレクトレスポンス視点のFacebook広告活用術

詳細なターゲティングは逆効果?
Facebook広告、成功の三大原則はこれだ!


 前回は、ソーシャルメディアマーケティングの裏に隠れてしまった、広告媒体としてのFacebookの価値、また外部でCVを狙うためのFacebook広告を活用術について説明しました。第2回目となる今回は、Facebook広告で外部CVを狙うために、押さえておきたい三大原則について解説します。(バックナンバーはこちら)

Facebook広告「成功の三大原則」

 Facebook広告は、CPC(クリック課金)、CPM(1,000インプレッション課金)の入札制の広告メニューです。配信単価は、ターゲティングの内容や競合性によって日々変動しますので、リスティング広告と同じような運用形態と考えてもらえればわかりやすいかと思います。

 リスティング広告では、その運用方法においてさまざまなノウハウがあります。Facebook広告も同様に、Facebook広告ならでは独自の運用ポイントがあり、それを押さえずしてFacebook広告を攻略することはできません。今回はたくさんのノウハウの中から、最も重要で、これだけは押さえておくべきFacebook広告成功の三大原則についてお伝えしていきます。

原則1:何よりもCTRが重要

 「CTRが重要?そんなの当たり前すぎる!」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、あえてここでは取り上げます。Facebook広告においてCTRが非常に重要である理由は、2つあります。

 1つ目の理由は、Facebookの広告配信におけるロジックにあります。Facebook広告の配信単価は、競合性やターゲット条件によっても異なりますが、「入札単価x品質スコア(主にCTR)」によって決まります。このことは、Facebookは「広告も1つのコンテンツである」という考え方を持っており、ゆえにユーザーメリットの高い広告ほど露出度が高まるというロジックからきています。つまり、品質スコア(≒CTR)の高い広告はFacebook側に良質なコンテンツであると判断され露出が高まるのです。一方でユーザーの反応が悪い(品質スコアが低い)広告は露出を制限され、入札単価を上げないと露出がされないのです。

 2つ目の理由は、CTRとCPCの相関関係です。下記の図をご覧ください。これは、同時期に同じターゲットに対して、異なるクリエイティブを配信したときの、CTRとCPC推移を示したグラフです。

 どちらのクリエイティブも時間の経過とともにCTRは下がり、一方でCPCは時間の経過とともに上がっていきます。つまり、「CTRが下がるとCPCは上がる」傾向にある、という相関関係があることが見て取れます。また、Aのクリエイティブは、CTRが0.08~0.1%、このときCPCは80~100円。一方Bのクリエイティブは、CTRが0.4~0.5%、CPCはなんと10~15円。CTRが高いほどCPCが安価に抑えられるのです。

 このように、広告の配信ロジックや、CTRとCPCの相関関係からも、Facebook広告において高い効果を出すためにまず押さえるべき指標はCTRなのです。

★売上直結!ダイレクトレスポンス視点のFacebook広告活用講座★

MarkeZineの人気連載「売上直結!ダイレクトレスポンス視点のFacebook広告活用術」が、マーケジン・アカデミーの講座になりました!著者のココラブル 岡弘氏とFacebook Japanの馬嶋氏を講師に迎え、6月16日(月)に講座を開催します(※有料です)。売上に直結するFacebook広告活用術のノウハウを学びたい!という方は、ぜひご参加ください。
※講座詳細&申込みはこちら!

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
原則2:アカウント設計の秘訣

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
売上直結!ダイレクトレスポンス視点のFacebook広告活用術連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

岡弘 和人(オカヒロ カズト)

株式会社ココラブル/取締役。1981年生まれ。東京都出身。2004年国際基督教大学教養学部を卒業。大学卒業後、株式会社アイ・エム・ジェイ入社、広告代理事業立ち上げに携わり、リスティング広告の営業、コンサルに従事。その後、2006年株式会社IMJモバイルへ転籍、モバイルアフィリエイト事業の責任者を経て、2011年、株式会社ココラブル取締役に就任。日本初のFacebook広告専門事業を立ち上げ、現在に至る。

■関連リンク
株式会社ココラブル

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/05/30 14:53 https://markezine.jp/article/detail/19354

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング