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「スポーツ」という強力なコンテンツ、米国ではスマホでの利用が急増【ニールセン調査】

米国のスポーツ番組の総放送時間は過去10年間で232%増

 ニールセンは、米国市場における主要なスポーツに関するメディア視聴動向、広告トレンド、消費者傾向をまとめた『米国のテレビ・インターネット・ラジオにおけるスポーツコンテンツ視聴動向レポート2013年版』を発表した。

 米国全土におけるスポーツ番組の総放送時間は過去10年間で232%増と驚異的な伸びを示している。2013年の1年間に2億5500万人が全国放送のスポーツ番組をのべ330億時間視聴、2003年の260億時間に比べて27%増加した。

 スポーツ視聴の増加はテレビだけではない。インターネットにおける視聴者のスポーツコンテンツ利用時間も前年より増加している。2013年4月のスマートフォンからのスポーツ関連サイト・コンテンツ利用時間の平均は前年同月から15%増加し、9月にはスポーツ関連サイトのパソコンからの利用時間は約25%長くなっている。

 一方、2012年と2013年との比較で唯一減少しているのが、パソコンでスポーツ関連サイトを利用したユニークオーディエンス数。これはスポーツコンテンツをスマートフォンから利用する人が急増していることが背景にあると考えられる(スマートフォンでは4月は前年同月比47%、9月は同22%増加)。

 それでは米国で人気のスポーツごとの動向および取り組みを見てみよう。

ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)

 アメリカン・フットボールのプロリーグ「NFL」の中継は視聴率ランキング上位の常連である。2013年の視聴者数はNFL放送を扱う5つのテレビ局(NBC、FOX、CBS、ESPN、NFL NETWORK)すべてで前年度シーズンを上回った。

 2013年9月に、スマートフォンからファンタジー・フットボール(空想のチームを作るゲーム)アプリを利用したユーザーは全米で1000万人を超え、1年前に比べて15%増加。中でもYahoo! とESPNが提供するアプリは、それぞれ9月のユニークユーザー数が約500万人に達している。

メジャーリーグ・ベースボール(MLB)

 2013年、MLBレギュラーシーズンの視聴者年齢は徐々に上がり続け、55歳以上人口の占める割合は10シーズン前の41%から50%にまで上昇。視聴者の高齢化が進んだことで世帯年収も上がり、10年前にはわずか13%であった「年収10万ドル(約1000万円)以上」の視聴者層は現在21%に達している。

 MLBの試合は普段からラジオ聴取者が多いという特徴があるが、ワールドシリーズ期間中のボストン、セントルイス両都市圏における25-54歳男性の聴取率は想定を上回る高水準となった。

メジャーリーグ・サッカー(MLS)

 2013年のサッカー界は、ブラジルで開催される本大会を翌年6月に控えたワールドカップ予選の注目カードが話題となった。また、MLSプレーオフの人気は依然高く、視聴者数は前年比で9%増加。MLSレギュラーシーズンのテレビ視聴者層を見ると、若年層(40%が34歳以下)、ヒスパニック層(34%)の多さが目を引く。

 MLSでは、モバイルやテクノロジーに精通した若い視聴者が増えている。ライブやテレビでの観戦意向が特に高いMLSファンの52%を18~34歳が占めるというのは、他のどのプロスポーツと比べても高い割合だ。また、MLSファンにはスマートフォン保有者が多く、全米人口の66%に対し、76%のMLSファンがアンドロイドまたはiOS搭載のスマートフォンを所有しており、スマートフォンからのビデオ視聴者の割合も、全米平均の21%に対し42%と突出している。

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2014/03/19 12:15 https://markezine.jp/article/detail/19491

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