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受験シーズンの教育業界テレビCMの勝者はZ会/企業編ではリクルートが1位に【テレビCM好感度ランキング2014年2月】

 マーケティング担当者向けソーシャル分析まとめサイト「ミシェル!」編集部(運営:プラスアルファ・コンサルティング)は、ソーシャル分析ツール「見える化エンジン」を使って、Twitterの全量データを分析し、2014年2月のテレビCMの評判をランキング化した。

教育業界編:Z会のCMが大躍進

 2014年2月に投稿されたテレビCMに関するツイートの全件分析し、反響の大きかった教育業界の4社の比較を行った。

ツイート件数1位を制したのはZ会

  新海誠監督による「Z会の通信教育」を通して、知らない間に人生が交差している女子高生と男子高生の2人を物語っているアニメーション『クロスロード』がCMとして放映された。人生の大きな岐路に立つ2人のストーリーに対して、共感したというツイートが多く、さらには受験生を応援するようなツイートが広がった。話題分析の結果でも、1位「感動・共感」、2位「気になる」と特徴が出ていた。

家庭教師のトライと明光義塾の評価は「面白い」「ウケる」

 家庭教師のトライではアルプスのハイジとオリジナルキャラクター「トライさん」によるCMが、明光義塾では「YDK(やれば・できる・子)のうた」のCMが流行っていた。話題軸はそれぞれ、「面白い」「ウケる」が上位に。ただ、ツイートしたユーザの年代層に注目するとトライは明光義塾に比べわずかに高く、性別比較では明光義塾の方がやや女性比率が高かった。各CM作品のタッチが、年代や性別の傾向の違いに影響しているようだ。

進研ゼミへの評価は「好き」「気になる」

 進研ゼミへの評価は、「好き」と「気になる」となった。「好き」というツイートでは、主演の石井杏奈さんに対してのものが多かった。

企業・ブランド編:リクルートのCMが世代を問わず大人気

 CMの評判を、企業・ブランド名ごとに分けてランキングしたところ、1位はリクルートに。リクルートポイントのPRとして作成された60秒の長編CMがTwitter上で大きな反響を呼んだ。

 マラソンの選手たちが急にコースを外れだし、それぞれの目標に向かって勉強や練習をする物語がCMでは展開。CM後半に出てくる様々な物語では、旅行や食事などのレジャーから、受験や結婚・出産のような人生の重要な節目が表現されており、人生の多くの場所で多彩なリクルートのサービスが結びついていた。

 ツイート上の評価に注目すると、「素晴らしい」「感動する」が多く挙がっていた。これらは、「人生はマラソンでない、誰が決めたコースなんだよ、誰が決めたゴールなんだよ、自分だけの道があるんだ」「全ての人生が、すばらしい」というフレーズなどの熱いメッセージへの反響だろう。

 また、男女毎に分析した結果、10~30代にかけては、女性の方がツイート件数が多く、40代以上では、男性のほうが件数が多いことがわかった。CMのメッセージの響く世代が、性別によって異なる点は興味深かった。

【分析概要】
分析対象:「見えCM おもしろい」「CM 面白い」「CM 気になる」「CM ウケる 」「CM 感動」「CM 泣ける」「CM 好き」など
分析期間:2014年2月1~28日
データ件数:283,066件(分析結果ではbot等を削除処理済)

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MarkeZine(マーケジン)
2014/03/27 10:55 https://markezine.jp/article/detail/19539

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