サイト改善に必要な6つの「P」とは
ヒートマップはクリック率などの違いで、Webサイトを色分けして、訪問者の行動をサーモグラフィーのように、可視化するというもの。ユーザーの行動把握や、サイト改善に使用される分析手法だ。今回のセッションは、ヒートマップツールの「ClickTale」使って、「いかにカスタマーを可視化するか」、Lenovo社(以下、レノボ)の事例をもとに紹介するというもの。
セッションの最初に登壇したClickTale CEOのシュワルツ氏は、ClickTaleによる可視化の特徴を説明しつつ、可視化だけでは意味がなく、そこからの改善が重要だと説く。可視化から改善に繋げるためには、6つの「P」をサイクルで回すことが大切だと語る。6つとは「Purpose(目的)」「Picture(行動の可視化)「Plan(改善施策の検討)」「Performance(テスト)」「Pinpoint(原因特定)」「Perfect(最適化)」。また、同氏は改善サイクルを回す際に必要なデータを取得するために、ClickTaleは様々なツールと連携が可能であることを説明した。
さらに、Adobe Analyticsと連携ができるところを特徴にあげる。サイト内の行動をAdobe Analyticsで確認し、ページ内の行動をClickTaleで確認することで、ユーザーのサイト内の行動をしっかり可視化することができるのだ。
日本でもギャプライズ株式会社が代理店として販売している、ヒートマップツール。スクロール位置やスマホでのピンチイン/ピアウト、ダブルクリックなど細かい分析が可能。
※筆者注:筆者のブログにレビュー記事を以前書いております。詳細を確認したいかたはこちらをご覧ください。