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これからのマーケティングどうする?「Adobe Digital Marketing Summit 2014」

購入者と非購入者でWebサイト上の行動が違う?
Lenovoの事例に見る、ClickTale×Adobe Analyticsを活用したカスタマー可視化方法

ツール同士の連携が重要

 なぜ、レノボがClickTaleを利用しているのか。ClickTaleは分析における、定性的な情報を提供し、カスタマー行動を可視化してくれる。そして、Adobe Analyticsと組み合わせることで、より多くの改善ポイントを見つけることができるとのこと。レノボでは、ツールを使用してサイトの分析・検証・改善を行っている。そこで、Adobe Analyticsと連携できることが大切だと語る。また、既存の解析ツールで作ったセグメントを、簡単に取り込める事は、分析の幅を広げる一因となっているとのこと。

 なお、ClickTaleは管理画面上の設定だけで、Adobe Analyticsで作成したセグメントをClickTaleに取り込んで分析を行ったり、Adobe Analyticsのファネルレポートから、ClickTaleで用意されている、ユーザー行動の動画などを確認する事もできる。

連携のしやすさは重要

質疑応答から探るClickTaleの特徴

 最後に質疑応答が行われた。主にClickTaleに関する質問が中心だったが、その中で興味深い回答をいくつかピックアップしよう。

・ClickTaleでは行動だけではなく、その時のページのHTMLも保存しており、ユーザーが実際に見ていたページを動画で見る事ができる。ユーザー向けにカスタマイズされた、レイアウトやデザインでも対応可能
・エラーメッセージや、ページが表示された時にもデータを捕捉し、動画で確認することができる。そのため、ユーザーがどのブラウザで、どのような行動をした時にエラーが発生したかを確認することも可能
・計測記述はページの最下部に追加するため、ユーザーがページを表示する時に遅延などを感じることはない
・ほぼリアルタイムで行動を見ることができる。ユーザーがあるページを見終わって、次のページに遷移したら、そのページの動きを動画で確認することが可能
・ツール内でユーザーや特定の条件を簡単にタグ付けする事が可能。タグ条件に該当するユーザー数や平均的な行動を確認する事ができる
・ユーザーがフォームなどに入力する情報は、アスタリスク(*)で表示されるため、個人情報は見れない。見たい場合、対応は可能だが、別途審査や契約が必要。しかし、このようなケースは稀。入力情報が必要とするような分析シーンはほとんど存在しない。

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この記事の著者

小川 卓(オガワ タク)

ウェブアナリストとして、マイクロソフト、ウェブマネー、リクルート、サイバーエージェント、アマゾンジャパンで勤務。2015年にフリーランスとなり、UNCOVER TRUTHのCAO(Chief Analytics Officer)に就任。フリーランスでは、コンサルティング、勉強会、執筆などで活躍してい...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2014/04/17 08:00 https://markezine.jp/article/detail/19710

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