米国IBMは現地時間、4月10日、アトランタに本拠地を置くソフトウェア会社、Silverpopを買収することで最終合意に達したと発表した。Silverpoは、パーソナライズされた顧客対応とエンゲージメント支援をする、株式非公開の企業。クライアントにはマツダやAdvanced Micro Devicesなどがいる。今回の買収で、IBMはエンタープライズ・マーケティング・マネジメント（EMM）製品群に、Silverpopの技術を加える予定。なお、本件買収に関する金額などの条件は公表されていない。

　顧客に合わせたマーケティングは重要だが、基本的なセグメンテーションや、対象顧客の定義を超えるパーソナライゼーションの実現に苦労しているのが現状だろう。Silverpopは、ソーシャルメディア・Webサイト・電子メール・モバイル端末を通じて、リアルタイムに取得した顧客情報をもとに、顧客エクスペリエンスを自動化することが可能。したがって、顧客エクスペリエンス改善・顧客との対話や売上の向上・顧客ロイヤルティー強化が期待できる。

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