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オンライン動画広告はマーケティングコミュニケーションに不可欠な時代に

海外最新事例に見る多機能な動画広告

 現在チューブモーグルでは、前述に三角形の図で示したとおり、複数の広告を提供している。特にインタラクティブプリロール広告では海外実績としてIKEAやDior、BMWなどの大手企業の事例が続いている。

 例えばIKEAでは、動画再生中に現れる商品紹介の枠にマウスオーバーすると、アプリが立ち上がり、その中で購買まで誘導することが可能だ。動画は一時停止となり、動画画面に戻るとまた続きが再生される。また、「ストアロケーター」という機能により、IP検索を使って近くの店舗情報が表示される。

 一方BMWでは、商材の特徴からその場で購買につなげるというよりは、ブランディングを重視。関心があるユーザーにはより多くの動画を提供したり、歴史を紹介するなどコンテンツを厚くしている。先のストアロケーターはここでも採用され、近くのディーラーを表示する。

 ほかにもチューブモーグルではプリロール広告やインバナー広告にも多数の事例を有しており、さらに今年はモバイルでのプリロール広告にも参入する予定だという。

 「このような多彩な広告フォーマットは、当社の優位性として大きな点です。ほかにも、ブランドセーフティー機能やターゲティング機能、そしてキャンペーン評価も可能なレポーティング機能にも注力しています。特に今年になってからターゲティング配信には多くの問い合わせをいただいている状況です」と松矢氏は話す。

ブランドリフト向上の秘訣は「クリエイティブを含めたPDCA」

 ターゲティングの部分では、「エリアターゲティングに関する相談も多い」と松矢氏。チューブモーグルではエリアのほか、オーディエンスターゲティング、ドメインターゲティング、時間帯指定配信やホワイトリスト・ブラックリストの設定も管理画面上で容易に設定できる。それが同社のプラットフォームが選ばれる要因のひとつになっているようだ。

 ほかにも今、広告主の引き合いが強い機能としては、先に紹介したような動画広告内で商品や店舗情報を表示する「双方向性」や、バナー広告の枠内でアンケートを取るなどして効果を把握できる「広告効果検証」、さらに離脱率の計測による「クリエイティブテスト」などがある。

 「クリエイティブを含めたPDCAを回すことで、ブランドリフトの向上が見込めます。また、テレビCMのクリエイティブテストとして使うこともできます」と松矢氏。

 最後に松矢氏は、動画広告制作から効果測定までの流れをまとめ、「実はクリエイティブが最大の変数かもしれない」と指摘する。「クリエイティブ開発までの要件定義、コンセプト開発、KPI設定の3つが非常に重要です。そうした川上の設計から問い合わせを受けているので、運用全般をサポートできれば」と語り、講演を締めくくった。

チューブモーグルへのお問い合わせはこちらから

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2014/05/23 10:07 https://markezine.jp/article/detail/19825

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