米セールスフォース・ドットコムは、4月28日、モバイル・カスタマーサービスの新ソリューションとして「Salesforce1 Service Cloud SOS」を発表した。2014年下半期にプライベートベータ版を提供する予定。
ガートナーの予測では、2017年にはモバイルアプリケーション・ストアの年間ダウンロード数は2,680億、総売上は770億ドルに達し、2012年から2017年にかけて年間成長率は27%で推移することが見込まれている(『Forecast: Mobile App Stores, Worldwide, 2013 Update』2013年9月5日)。Apple App Storeだけでも、ユーザによるダウンロードは1秒あたり800アプリケーション以上、1か月では20億アプリケーションを超える。
モバイルアプリケーションからアクセスするユーザの数は右肩上がりで増えており、企業はすべてのチャネルを通じ、あらゆるタイプのデバイスのモバイルアプリケーション内でサービスを提供する環境を再考する必要がある。
「Salesforce1 Service Cloud SOS」では、Amazon Kindleの「Mayday」ボタンに似た「SOS」ボタンが全てのモバイルアプリケーション内に直接表示される。新しいライブ動画によるサポートおよび画面ガイドによるアシスタントを通じ、企業はあらゆるタイプのモバイルアプリケーションで、一人ひとりに合わせたカスタマーサービスを迅速に提供することが可能になる。
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