日米の動画サイト滞在状況
次に日米ユーザーの動画サイトでの滞在状況を見てみます。コムスコアが発表しているレポートによると、アメリカ全体で2014年1月時点で約1億8千万人ほどがオンライン動画サイトに滞在し、月間で1人当たり20時間ほどオンラインコンテンツ閲覧しているというデーターが出ています。

続いて、コムスコアが発表した同時期2014年1月での日本の動画サイトへの滞在状況です。日本全体で約6,000万人が動画サイトに滞在しており、月間で1人当たり46時間ほど動画サイトを閲覧してるというデーターが出ています。

ここで注目したいのが、日米において月間で視聴されているビデオ数です。それを比較してみるとアメリカでは486億本、日本では177億本となります。一方、視聴されている時間数はアメリカでは36.7億時間、日本では27.7億時間ということがわかります。



アメリカと比べ日本の動画広告市場は約30倍の開きがあると前述しましたが、ユーザーの動画サイトへの閲覧数、閲覧時間で比べると1.3倍の開きしかなく、日米で人口が2.5倍開きがあるとはいえ閲覧時間に30倍もの開きがあるわけではないのです。
これを簡単に言ってしまうと、日本ではユーザーアクセスがあり広告配信の機会が非常に多くあるにも関わらず、それにマーケットが追いついていないという状況にあると言えます。