Facebookがスタートした「プレミアムビデオ広告」は、ニュースフィード内に配信される15秒の動画広告で、ブランディングを目的とした広告主向けのソリューション。米国では今年3月から提供を開始していたが、5月20日に、日本、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、英国でも一部の広告主向けに提供を開始した。
プレミアムビデオ広告は、スクロールして利用者の視界に入ると音声がない状態で自動再生され、視界から外れると動画の再生が自動的に止まる。利用者が動画をタップすると、フルスクリーン表示となり音声も再生される。
Facebookは、利用者の反応をみながら慎重に展開したいとしており、広告主やキャンペーン数を絞って提供する。広告配信が開始されるのは、数ヶ月後になる見込み。
もうひとつ発表された「ビデオメトリックス」は、Facebook上に投稿された動画に対する反応を知ることができるツール。従来は、ページオーナーは何人の人がビデオを見始めたのか (動画視聴開始数)しか把握できなかったが、このツールによって、延べ動画視聴回数、ユニークな動画視聴回数、平均視聴時間、視聴者のリテンションなども把握することができるようになる。
ビデオメトリックスは、広告であるかオーガニックな投稿であるかに関わらず、Facebookページにアップロードされた全動画(プレミアムビデオ広告含む)に対して利用できる。このツールは今後数週間かけてグローバルで利用が可能となる。
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