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ZOZO出身の起業家「HATCH」代表が語る、中小ECサイトが大手に勝つための"ただの顧客をファンにする"ブランディング術とは

2014/07/25 11:00

コンテンツマーケティングが上手なECサイト、何を発信しているのか

安宅 今年の4月に優秀なショップを表彰する「カラーミーショップ大賞」を開催したのですが、ノミネートされたショップは皆さん、異なる手法でファン獲得の施策に取り組まれています。

 たとえば「北欧、暮らしの道具店」さんは、FacebookページやInstagramを活用してお客様との密接な関係作りに取り組んでいらっしゃいますし、子供服型紙販売の「アンの木パターン」さんは、プチ・ホームページサービスの掲示板を利用してママさん同士が交流する場を生み出しています。どのショップもやみくもにすべての手段を使うのではなく、扱う商品やショップの雰囲気にマッチした適切なツールを選び、ファンの集まる場所を作る努力をしている印象です。

株式会社GMOペパボ EC事業部
カラーミーショップグループ マネージャー 安宅啓さん

尼口 海外のECシーンで、ツールを選んで効果的に発信しているなあと思ったのが「adidas Originals」です。Tumblrを使って画像をアップしています。ファンになるであろう潜在層が集まっているTumblrというツールを選び、その人たちに好かれるような情報(この場合は洗練された美しい写真)を届けることで、うまくリーチできている事例です。

三浦 結局、ブランディングって訪れたくなる場所づくりだと思います。よく聞くのは、「ブランディングに力をいれても効果が目に見えない」なんて声。それは大まちがいです。新しい顧客を獲得するため、そして訪れてくれた顧客をファンにするために、中小のECこそブランディングに時間をかけていくべきだと思います。

カラーミーショップの自由度を武器に、独自コンテンツを発信

尼口 それにしても、HATCHさんのサイトはすごいですよね。「カラーミーショップって、こんなにカスタマイズできるのか!」と驚きました。そういえば、一部の商品は定期購入で、毎月8日(HATCHの日)に届けるという頒布会の仕組みをとられていますね。

三浦 ありがとうございます。たとえば「野菜とレシピの定期便」などは、商品だけでなく、野菜をおいしく味わうための知識や料理する体験をお届けしています。商品価格以外のところに購入動機を付加したかったんです。

 商品ページごとにセレクターのインタビュー記事を載せるなど、カラーミーショップのおかげで、コンセプトに沿ったショップや商品の見せ方を実現できています。そこまでシステムに強い方でなくても、いろんなデザインのカスタマイズができるのが良いところですね。

「野菜とレシピの定期便」の商品ページ。セレクターのインタビュー記事を掲載している

安宅 カラーミーショップでは、最大1万ページまでご利用いただけるフリーページ作成機能のほか、HTML/CSSを直接編集してカスタマイズできるので、WordPressや独自のHTMLを用いたサイトとの連携もシームレスです。

 これらを活用すればネットショップ内の回遊性を高めたり、購入までの導線を自在に設計することができます。HATCHさんのように、買いたくなる仕掛け作りにも取り組んでいただけるようになっています。

 これからはただ売るだけではダメだ、というのをシステム提供側の私たちも実感しているからこそ、メディアECを実現できる環境を構築し提供しています。カラーミーショップの自由度の高さを武器に、多彩なECサイトを作っていただきたいですね。


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