平均年収高めの男性がユーザー? Amazon.co.jp
第2回目のコラムでは、「楽天市場」のプランを選び方のコツを紹介しましたが、次に売上規模の大きいマーケットとして、見逃せないのが「Amazon.co.jp」。
第1回目のコラムで書いたとおり、売上規模は「楽天市場」の約半分の規模。このコラムの読者でも、利用者は多いのではないでしょうか。もしかしたら、「楽天市場」より「Amazon.co.jp」の利用頻度のほうが高いかもしれません。
というのも、「Amazon.co.jp」は、「Amazon.com」と同じく書籍の販売からスタートしているため、本を読むユーザーが多いのです。他のモールと比較して、男性比率が高く、購入者の平均年収は、日本の平均よりかなり高いと言われています。
ECZineのようなWebマガジンを読んでいる人は、本を読む人が多いのでは……と思い書いてみたのですが、当たっていたらぜひ、「いいね!」を押してください(笑)
とはいえ、最近の「Amazon.co.jp」では、電子書籍や漫画、ゲームの販売も好調。2012年には、配送料無料でAmazonギフト券と引き換えられるゲーム、DVD、CDの買取サービスもスタートし、代金引換やコンビニ払いにも積極的に対応。若年層の利用が急増しているため、ユーザー層もどんどん変化していくことでしょう。
「楽天市場」と「Amazon.co.jp」の違い
ユーザーごと、頻繁に買う商品のジャンルが異なるため、簡単に真っ二つに分けることは難しいですが、衝動買いしやすいのが「楽天市場」であり、指名買いしやすいのが「Amazon.co.jp」と言えるかと思います。
オフラインの世界で例えると、前者が「イトーヨーカドー」や「AEON」などのスーパー、後者が「東急ハンズ」や「LOFT」、ホームセンターなどをイメージすると分かりやすいでしょうか。
前者は、日常生活の中でふらっと立ち寄って、「今日のおかず」を考えながら買い物しますが、後者は、ネジ1本や決めたメーカーの商品などがあるのを前提に買いに行くと思います。
ですから、「楽天市場」は食品やファッションなど、特に女性が好むものに強いです。一方「Amazon.co.jp」は、マンガ本やゲーム、家電、パソコンや周辺機器が強いという結果になります。テレビで知ったスイーツを「Amazon.co.jp」で探そうという人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。
ただ、書籍からスタートした「Amazon.co.jp」も食品や化粧品、ペット用品なども増えて、10を超えるカテゴリに成長しています。また、「javari」という靴をメインとしたファッションサイトも運営、出店案内資料によると2013年には、月間4,500万人と日本の人口の3人に1人が訪問しているようです。数年後には、Kindleで買ったレシピ本や雑誌から直接、食材やスイーツを購入する人が増え、さらに進化している可能性も考えられます。
では、買い手ではなく、売り手としての違いは何でしょうか?(続きはECzineで)
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