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「企業Facebook年間ランキング2014」発表!ファン数ランキングトップは400万超の楽天市場

 アイ・エム・ジェイ(以下、IMJ)は、企業のFacebookページに投稿された記事を分析し、ランキング上位の投稿の傾向と、内容を分析した「企業Facebook年間ランキング2014」を発表した。

「楽天市場」がファン数400万を突破。2013年に続き、国内ファン数最大規模に

 2014年11月から、インセンティブを提供し、「いいね!」を押さないと参加・閲覧できないアプリケーションの使用が禁じられた。それにより、ファン獲得にはFacebook広告に頼らざるを得なくなり、大幅なファン獲得は困難になった。よって、今後、日本のファン数単独で「楽天市場」を上回る企業は現れなさそうだ。また、2014年は海外アカウントとの統合を行った企業も多く、数百万~数千万規模のファン数を抱えるアカウントは、複数の国のアカウントを統合している場合が多かった。

平均「いいね!」数の上位3位は2013年調査と変わらず、トップは「東京ディズニーリゾート」

 「東京ディズニーリゾート」の平均「いいね!」数は34,074。2013年調査では、34,170であったことから、ファン数が25万人程度増加しているにも関わらず、平均「いいね!」数は100程度減少していることがわかった。一方で2位「ディズニー」の2014年調査での平均「いいね!」数は27,365、2013年調査では23,704で約4,000増加した。そして3位「スターバックス コーヒー ジャパン」の2014年調査での平均「いいね!」数は20,114、2013年調査では18,644で約1,500増だった。

 企業によって増減数や増減率は異なるが、ファン数の増加に伴って一律に「いいね!」が増えるとは言えないことが明らかになった。中には昨年よりも大幅に「いいね!」数が減少している企業もあり、投稿の質を上げたり、投稿の広告活用なども同時に行わないと、ファン数だけを増やしても意味がないと言える。

2014年は「コメント」応募を用いたキャンペーン実施企業が増加

 2013年後半のFacebookプロモーションガイドライン改定により、タイムライン上でのキャンペーン実施が可能になったことで、「コメント」応募を用いたキャンペーンを実施する企業が増加した。「セブン-イレブン・ジャパン」「Audi Japan」「Nespresso」は2014年に新たにランキングに入った。そして「コメント」平均数が多い企業は、インセンティブがなくとも常にコメントを寄せるファンが多く、ファン同士の交流も見られるなど、Facebookページがコミュニティとしても機能していた。

アナ雪の動画投稿で、「ディズニー・スタジオ」がシェア数ランキングトップに

 「ディズニー・スタジオ」が、シェア数ランキングに初登場し、1位に輝いた。躍進の理由は、今年大ヒットした『アナと雪の女王 Let It Go 25か国語バージョン』の動画投稿だろう。Facebookの仕様変更の影響により、動画を直接投稿するとリーチ数が伸びるようになったため、エンターテインメント性の高い動画コンテンツを投稿した企業が「シェア」数を伸ばした。

エンゲージメント率が高い企業・業種は?

 「スターバックス コーヒー ジャパン」を含む「飲料・食品(来店型)」カテゴリが2.73%、「東京ディズニーリゾート」を含む「テーマパーク」カテゴリが2.38%と実際の体験を伴う業態が最も高い結果に。次いで、嗜好品と呼ばれる「ジュエリー・時計」、「自動車」、「酒類」も2%以上の平均エンゲージメント率となった。中でも自動車カテゴリはFacebookページを持っている会社、ブランド数も25と多く、ファン数規模も5万を超えるアカウントが多いが、エンゲージメント率は総じて高い結果となった。(※ファン数が増加すると、エンゲージメント率は低下する傾向にある)

エンゲージメント率:Facebookに登録されているカテゴリを主として分類し、6社以上のアカウントがある業界を調査。「飲料・食品」など登録社数、ブランド数が多いカテゴリに関しては、調査段階で分類。
エンゲージメント率=(いいね!+コメント+シェア)/ファン数

【調査概要】
調査元:Facebookが提供しているAPI
調査対象:日本語を主言語として発信しているFacebookページ上位5,000位
ランキング対象条件:会社、ブランド、プロダクト、イメージキャラクター、ニュースメディア等の公式ページ(官公庁、政治団体、スポーツチーム、タレント、著名人、店舗、アプリ、コミュニティ、Buzz系サイト、雑誌、テレビ番組、映画タイトル等は対象外)
ファン数ランキング対象条件:海外統合ページは除外
調査対象期間:2014年1〜10月
集計日時:2014年11月10日

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2014/12/16 12:30 https://markezine.jp/article/detail/21606

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