ラスベガスで開催中の「2015 International CES」に、Cerevoが出展しているセンサー搭載スノーボード・バインディング「SNOW-1」が、「Top Tech of CES 2015 award」のSports & Fitness部門を受賞した。この賞は、米国のITニュース情報サイト「Digital Trends」が主催する、2015 International CESに出展中の製品を対象とした賞で、本年はウェアラブルやセンサーをテーマにした製品が多数登場する中、Cerevoの「SNOW-1」がSports & Fitness部門を受賞した。
「SNOW-1」は、Bluetooth通信モジュールと各種センサーを搭載したスノーボード・バインディングで、装着するとスノーボードの上達に必要不可欠な荷重や重心、スノーボードのしなりといった情報をリアルタイムに取得したり、搭載した超高輝度LEDを動きに合わせて光らせることもできる。
Best Trendsからは「スノーボードを解析するという発想自体は目新しいものではないが、Cerevoのアプローチは独特かつ今までとは違った手法であり、外付けのアタッチメントではなく、普通のスノーボード・バインディングとして利用できるというさりげなさが優れている」との評価を得た。
Cerevo代表の岩佐琢磨氏は「CESにおけるウェアラブル分野は大変な数の商品がひしめき合う激戦区であり、世界各国から恐れを知らないスタートアップ達による『ぶっ飛んだ』商品がそこかしこに展示されている。そうした状況の中での受賞は大変嬉しい。発売はまだ先だが、事前評価に恥じぬクオリティの製品を送り出し、スノーボーダーのみなさんに楽しんでいただけるよう努めたい」とコメントしている。
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