ニールセンは、スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView」をもとに、同社が独自に分類する「コミュニケーション」カテゴリの最新の利用動向を発表した。それによると、2015年2月のスマートフォンからの「コミュニケーション」カテゴリ全体での利用者数は4,465万人となり、スマートフォン利用者の95%にのぼった。
また「コミュニケーション」カテゴリの利用率を1年前の2014年2月と比較をしてみると、コミュニケーション全体では95%と高い水準を維持しており、サブカテゴリである「その他コミュニケーション」(LINEなどを含む)は横ばい、「Eメールサービス」(Gmailなどを含む)は3ポイントダウン、「インスタントメッセンジャー」(Facebook Messengerなどを含む)は17ポイントアップとなり、約2倍の35%まで増加していた。
次に各サブカテゴリの利用者数上位のアプリに焦点をあて、各アプリの2015年2月の利用者数とその構成比率を昨年同月と比較したところ、スマートフォンの利用者増加に伴い、全てのアプリが利用者数を伸ばしていた。年代別で見ても、ほぼ全ての年代で利用者数が増加していた。特にFacebook Messengerは約3倍の883万人と利用者数を大きく伸ばした。年代構成比を見ると、全体的に大きな変化は無いものの「LINE」や「SPモード」は50歳以上の利用者増加に伴い29歳以下の割合が減少し、50歳以上の年代構成比が高くなっていた。
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