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企業のSNS公式アカウントから情報を取得後、実際に商品/サービスを購入した人は4割超に

 アライドアーキテクツは、「企業/ブランドのSNS公式アカウントからの情報取得に関する意識調査」を実施した。

7割以上が、公式アカウントから商品/ブランドの情報を取得

 現在、企業/ブランドのSNS公式アカウントから情報を得ているかという質問に対して、全体の77%が「情報を得ている」と回答。男女別では、男性が71%、女性が83%となっており、女性のほうが情報収集ツールとして積極的に活用していることがわかった。また、年代別では30代女性が85%と最も高い割合となった。

男性は家電、女性は化粧品の情報取得が最多に

 情報を取得しているSNS公式アカウントのジャンルについては、全体で「食品メーカー」(58%)がトップとなった。男女別では、男性は「家電メーカー」(63%)が女性の回答割合と約2倍の差をつけてトップとなり、次いで「食品メーカー」(58%)、「酒造メーカー」(47%)という結果に。一方、女性は「化粧品」(66%)が最多、次いで「食品メーカー」(62%)、「生活雑貨」(49%)となり、性別によってSNS上での情報収集の分野に違いがあることが明らかになった。

情報取得のきっかけは「キャンペーンや広告」

 SNS公式アカウントから情報を得るようになったきっかけについては、「キャンペーンや広告が気になったから」と回答した人が67%と、男女ともに最多に。次いで「もともと知っていて好きだったから」(48%)、「お得な情報があるから」(44%)という結果になった。また、男女ともに20%が「購入を検討しているから」と回答しており、商品/サービスの購入前の情報収集ツールとして公式アカウントが活用されている状況がうかがえた。

企業のSNS公式アカウントから情報取得後、4割超が実際に購入経験あり

 SNS公式アカウントから情報を取得後、実際に商品/サービスの購入に至ったかどうかについては、全体の43%が「実際に購入した」と回答。さらに33%が「機会があれば購入したい」と回答しており、今後の購入に前向きであることがわかった。このことから、SNS上における企業/ブランドの情報発信が、消費者の購買行動へ大きな影響を及ぼしていると考えることができる。

生活者が企業のSNS公式アカウントに期待している情報は?

 今後、SNS公式アカウントにどのような情報を期待しているかについては「割引やキャンペーンなどのお得な情報」(84%)が最多に。次いで「新商品や新サービスに関する情報」(66%)となり、商品/サービスを手に入れるための具体的な情報が求められていることが明らかに。また、次点の「レシピやトリビアなどのお役立ち情報」(30%)は、女性だけに回答を絞ると41%と高い割合となっており、商品/サービスの「周辺情報」は特に女性から好意的に受け止められていることがわかった。

SNSでの情報発信が、消費者の購買行動につながる可能性を見据えて

 今回の調査では、ネットユーザーの多くがSNS公式アカウントから積極的に情報を取得し、商品/サービスの購入の参考にしているとともに、4割を超える消費者が実際に購入に至っていることが判明した。これにより、消費者発信の「クチコミ」だけではなく、企業発信の情報であっても、SNSを通じてしっかりと消費者へ情報を届けることができれば、購買意欲を向上させられると考えることができる。SNSを活用したマーケティングが成熟期を迎えた今、企業/ブランドは、SNSにおける自社発信の情報が消費者の購買行動に繋がり得る可能性を見据えながら、公式アカウントの運用を行っていくことが今後も引き続き重要であることに変わりはないだろう。

【調査概要】
調査主体:アライドアーキテクツ
調査時期:2015年4月3~14日
調査方法:Facebookアプリ「モニプラ」上でアンケート調査を実施
有効回答数:3,582名

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

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MarkeZine(マーケジン)
2015/06/10 08:30 https://markezine.jp/article/detail/22563

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