SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

個人の訪日外国人は定番スポットに行かない?訪日外国人の旅行に変化【楽天トラベル調査】

 楽天は、近年の訪日外国人の旅行・観光動向から、新たなインバウンドのトレンドを明らかにした。

2015年5月、訪日外国人旅行者数は過去最多に

 日本政府観光局(JNTO)が発表した「訪日外客数の動向」データによると、2015年1~5月の累計訪日外国人旅行者数は前年比+44.9%と大幅に増加した。また、円安傾向の継続や航空路線の新規就航や増便などにより、夏休み期間のインバウンド予約は前年同期比+104.9%と海外から日本への旅行需要は好調に推移している。

「ゴールデンルート」による地域格差

 2014年の都道府県別外国人延べ宿泊者数シェアを見ると、上位には東京から大阪を結ぶ「ゴールデンルート」エリアへの偏りがみられた。観光庁が発表した2015年版『観光白書』では、客室稼働率が東京都は81.5%、大阪府は81.4%と主要都市は8割を超える。一方で、47都道府県の稼働率の標準偏差は7.7%から10.2%に拡大し、地域差が広がったことを指摘している。

個人の訪日外国人旅行者は「ゴールデンルート以外」を好む傾向に 

 同社のサービス「楽天トラベル」では全国約1万8,000施設が外国語ページを設けており、2015年5月の外国人旅行取扱額は前年同期比+73.1%と伸張し、個人の訪日外国人旅行者の予約が好調に推移した。

 彼らの中には、来日が2回目以降のリピーターが多く、定番スポットをはずしたエリアや泊まったことのない宿を探す傾向がある。同サービスで発表した「外国人に人気の温泉地ランキング」でも、ゴールデンルートに含まれる「河口湖温泉」が1位にランクインした一方で、2位には大分県の「由布院温泉」、3位には岐阜県の「飛騨高山温泉」が続き、ゴールデンルート以外の温泉地への人気が見られた。

 また、宿泊施設では「口コミ」やSNSがきっかけで外国人旅行者の予約が増加する宿も現れ、旅行先での観光アクティビティーも「日本の日常を体験する」ツアーへの関心が高まるなど、訪日旅行に変化が生まれているようだ。

【関連記事】
ナイトレイ、訪日観光客の行動を可視化するツール「inbound insight」をリリース
訪日中国人がよく日本旅行で購入するものは?【訪日中国人の消費行動調査】
DNP、タブレットを活用した訪日外国人向け接客支援サービス提供へ~三越銀座店で試験運用
マイクロアドチャイナ、バイドゥと業務提携~DSPを活用した訪日中国人向け広告を共同開発・販売へ
昭文社が訪日観光客向けブランド「DiGJAPAN!」スタート、SNS利用し外国人目線の情報を発信

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2015/07/30 12:33 https://markezine.jp/article/detail/22773

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング