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働き方に、もっと、自由を!「WHEREから始める」という新しい働き方

福岡市の、海から数メートルのオフィスで働く。 ウミーベ、カズワタベ氏が選んだ働き方


福岡の、海から数メートルのオフィスで働く。カズワタベ氏が選んだ働き方

 カズワタベ氏。2009年~2010年にかけて、クリエイター支援プラットフォームGrowの開発に関わった29歳。Grow関連の会社を退いた後も、東京でフリーランスとして、デザイン・ウェブ制作・記事執筆などで活躍していました。そのカズさんが福岡市に拠点を移したのは、2013年12月のこと。2014年8月にはウミーベ株式会社を立ち上げ、2015年4月からは、まさに海辺以外の何物でもないところに位置する現在のオフィスへと移ったのです。カズさんに、福岡で働くことについて、いろいろと聞いてみました。

ウミーべ株式会社 代表取締役CEO カズワタベ氏

佐藤:福岡って、特に縁もゆかりもないんですよね?

カズ:長野県松本市生まれで、育ったのは、長野市~新潟市~宇都宮市~山形市。そういう意味では、福岡と特に関係は無いですね。

佐藤:ほう。なのに、何故、福岡で会社を立ち上げたんですか?

カズ:いろいろと理由はあるんですけど。ひとつは、東京に9年住んでいました。けど、イマイチなじめなかったというか、東京に住むための強烈な理由を感じなかった、ということですね。それと、2013年ころには、ウェブ/アプリ関連のスタートアップ(起業)をしよう!と決めていて、それをどこでやるか考えていたんです。

佐藤:そういったスタートアップだと、東京の渋谷とか六本木とかのイメージが強いですけど、ね。

カズ:その通りですね。その手のスタートアップは、渋谷・六本木・恵比寿・新宿あたりに集中しています。これは投資家や投資会社と近くにいるとか、いろいろ理由はあるのですが、僕個人としては“みんながやってない”方が面白いので、別の場所にしようと思いました。

 世の中で起業する人はまだまだ少数派ですが、その中で画一化する傾向がある。でもこれから、“渋谷でスタートアップ”という画一化から抜け出すカタチで“地方都市でスタートアップ”も増えて行くんじゃないでしょうか。大企業を相手にするBtoBを考えると東京が有利ですが、BtoCビジネスなら、東京以外でも工夫しだいでやって行けると思うんです。

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東京にしがみつく理由なんて別にない

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佐藤 達郎(サトウ タツロウ)

多摩美術大学教授(広告論/マーケティング論/メディア論)。2004年カンヌ国際広告祭フィルム部門日本代表審査員。浦和高校→一橋大学→ADK→(青学MBA)→博報堂DYMP→2011年4月 より現職。
受賞歴は、カンヌ国際広告祭、アドフェスト、東京インタラクティブアドアワード、ACC賞など。審査員としても、多数参加。個人事務所コミュニケーション・ラボにて、執筆・講演・研修・企画・コンサルなども。また、小田急エージェンシーの外部アドバイザー、古河電池の社外取...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2015/07/28 12:55 https://markezine.jp/article/detail/22829

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