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マクロミル、コストカットとユーザビリティを両立したAmazonギフト券によるインセンティブ設計とは

会員の循環がモニターの質向上につながる

 マクロミルのパネルは現在118万人いるが、重要なのは「良質なアンケート回収を見込めるアクティブ会員の確保」だと横田氏は答える。「いたずらに会員数を増やしても、アンケートに参加しない、いわば幽霊会員が多くを占めると、当然ながらアクティブ率が下がってしまいます。ですから弊社では、一定期間ログインのない方には退会していただく方式をとっております。入会と退会の循環を行い、118万人の質を高め続けています」(横田氏)

 登録後、毎日コツコツアンケートに答えると、およそ1ヶ月で交換できる500ポイントは貯まるという。「500ポイントというのは、一度に換金できる最小の数です。継続利用をすれば月に1回のペースでインセンティブを得られる仕組みになっています」と横田氏。ポイント数はアンケートの所要時間や難易度など負荷に応じて設定されている。具体的には、PCやスマートフォンで回答可能なオンラインアンケートや、実際に会場に出向くグループインタビュー等がある。

 「マクロミルポイントをいくら貯めても、それだけでは何にもならないわけです。そこからどれだけ自分の欲しいものが手に入るかで、交換先を選ぶと思うので、汎用性の高さを訴求できて、すでに利用したことのある人も多いであろうAmazonのブランド価値は高いですね。また、Amazonギフト券が交換先にあるというだけで、安心感をもっていただけるのではないでしょうか」(横田氏)

「自分のためより他人のため」、Amazonギフト券を選ぶ心境とは

 しかしポイントを、現金やギフト券ではなく直接物品に交換したいという需要も決して低くはないのではないか。その点を横田氏に訪ねると「マクロミルポイントは、商品交換もできるのですが、利用率は低いですね」とのこと。主婦を中心に米などの食材と交換しているケースもあるという。だが全体を見ると、現物支給より換金のニーズの方が高いようだ。

 「ただ、会員の中には生活費の足しにしたい、稼ぎたいという気持ちもありつつ、社会貢献をしたいという意識の方が一定層いらっしゃいます。マクロミルモニタで一番多い属性である20~40代主婦や、ご高齢の方などは特にその傾向が見られます。社会との接点が少ないケースが多いことが背景にあると考えられます。ですから例えば“アンケートに回答することで商品開発の力になれる”と感じ、社会とのつながりを目的にされている方もいらっしゃいます。そういった方は、ポイントも自分のためというよりも他人へのプレゼントにされるケースがあるようです」(横田氏)

 誰かのためにポイントを使う場合も、Amazonギフト券は使い勝手が非常にいいと横田氏は語る。「例えば、お子さんやお孫さんのために本を買ってプレゼントする、といった使い方もできます。実際、以前提供していた図書カードではそのような使われ方をしていました。Amazonギフト券は柔軟な活用ができるため、先述した図書カードからのシフトも上手くいったのかもしれませんね」(横田氏)

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インセンティブ使ったキャンペーンを検討中のマーケターの皆様、Amazonギフト券を活用してみませんか? お問い合わせはこちらから

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/10/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/23228

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