CRMツールへの活用
CRMツールへは以下のようなデータの活用がオススメです。
- データの要素:メールアドレス、電話番号、Cookie ID
- データ種別:自社データ、外部データ(ただし、自社データと連携できたデータや購入したデータ)
- データ量:小~大
CRMツールで活用する場合は自社のデータを活用することが基本になります。例えば、会員データを活用して顧客のランク分けを行い、ランクを分けた顧客に対してメルマガを配信したり、会員登録が完了してから、3日以内の人にチュートリアルメールを出したり。自社のデータを起点にターゲティング対象を決めていくことになります。
また、外部データを活用する場合はまずCRMデータと紐付けを行う必要があります。CRMツールを経由したデータ活用を行う場合は、最終の要素をメールアドレスや電話番号と連携する必要があるため、主となるデータベースがCRMツール側に対して、メールアドレスや電話番号にデータを連携しておく必要があります。
まとめ
ここで紹介させていただいたマーケティングツール以外にも、最近ではPush通知やダイレクトメールやチラシなど、オフラインのマーケティングツールと連携してデータを活用していく事例が増えてきています。
これらの場合でもそれぞれのツールの特徴を理解して最適なデータの要素・種類・量を検討しながら、マーケティングプランを作成することで、手元にあるデータや利用可能なデータの価値を最大化することができるようになるでしょう。
本稿で4回分の連載が終了ですが、データを使ったマーケティングはマーケティングツールの進化や、マーケティングに使うことができるデータの種類の増加で活用事例が増えてきています。
今まで、データを使って効率的にマーケティングを行いたいと思っていたものの、難しくて手が出なかった方も活用へのハードルが徐々に下がってきていると思います。
今回の連載でご紹介した話も参考にしていただきながら、「データを活用したマーケティングをやりたい」と思ってくださる会社が一社でも増え、マーケティング業界全体が活性化してゆくと幸いです。