ネットリサーチへの活用
ネットリサーチへは以下のようなデータの活用がオススメです。
- データの要素:Cookie ID、モニターID
- データ種別:外部データ
- データ量:大
ネットリサーチとの連携は対象になるネットリサーチのモニターと、対象となるデータが保有している要素との連携を行えるボリュームに依存して、活用できる可否が決まります。
ネットリサーチのモニター自体は多くても100万程度の数になるため、連携をするデータのボリュームはある程度多くないと成立しないことがあります。そのため、実際にネットリサーチに対してDMPに溜まっているデータを連携する場合は、事前にどれくらいのボリュームがありそうかを検証しつつ活用プランを立てる必要があります。
LPOツールへの活用
LPOツールへは以下のようなデータの活用がオススメです。
- データの要素:Cookie ID
- データ種別:自社データ、外部データ
- データ量:大(外部データ)、小~大(自社データ)
LPOツールはデータの量の大小によって利用方法が異なります。例えば、新規顧客に向けた集客効率を上げるために外部データを活用する際は、活用する外部データとLPO対象になるページにアクセスするユーザーがどの程度重複するかを検証しながら、ターゲットの選定を行う必要があります。
LPOの対象になるターゲットがサイトに来る顧客の数%程度しかいない場合、CVRが2倍になっても全体のCV数に対してはほとんど影響がなくなってしまいます。一方で、ECサイトのように顧客が定期的に訪れるサイトの場合は、少量の自社データを活用したLPOでも売り上げに対して大きな影響を与えることがあります。
このようにサイトの質やデータの種類によってデータのボリュームと活用方法を検討する必要があるのです。