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データ活用の高度化を考える(AD)

「このマーケティングツールには、どのデータを使う?」 使い先にフォーカスしたデータの選び方を考える

CRMツールへの活用

 CRMツールへは以下のようなデータの活用がオススメです。

  • データの要素:メールアドレス、電話番号、Cookie ID
  • データ種別:自社データ、外部データ(ただし、自社データと連携できたデータや購入したデータ)
  • データ量:小~大

 CRMツールで活用する場合は自社のデータを活用することが基本になります。例えば、会員データを活用して顧客のランク分けを行い、ランクを分けた顧客に対してメルマガを配信したり、会員登録が完了してから、3日以内の人にチュートリアルメールを出したり。自社のデータを起点にターゲティング対象を決めていくことになります。

 また、外部データを活用する場合はまずCRMデータと紐付けを行う必要があります。CRMツールを経由したデータ活用を行う場合は、最終の要素をメールアドレスや電話番号と連携する必要があるため、主となるデータベースがCRMツール側に対して、メールアドレスや電話番号にデータを連携しておく必要があります。

まとめ

 ここで紹介させていただいたマーケティングツール以外にも、最近ではPush通知やダイレクトメールやチラシなど、オフラインのマーケティングツールと連携してデータを活用していく事例が増えてきています。

 これらの場合でもそれぞれのツールの特徴を理解して最適なデータの要素・種類・量を検討しながら、マーケティングプランを作成することで、手元にあるデータや利用可能なデータの価値を最大化することができるようになるでしょう。

 本稿で4回分の連載が終了ですが、データを使ったマーケティングはマーケティングツールの進化や、マーケティングに使うことができるデータの種類の増加で活用事例が増えてきています。

 今まで、データを使って効率的にマーケティングを行いたいと思っていたものの、難しくて手が出なかった方も活用へのハードルが徐々に下がってきていると思います。

 今回の連載でご紹介した話も参考にしていただきながら、「データを活用したマーケティングをやりたい」と思ってくださる会社が一社でも増え、マーケティング業界全体が活性化してゆくと幸いです。

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この記事の著者

簗島 亮次(ヤナシマ リョウジ)

株式会社インティメート・マージャー代表取締役社長。 慶應義塾大学 大学院 政策・メディア研究科を2010年首席で卒業。 2013年、Googleのレイ・カーツワイル氏が2020年に起きると予測した「あらゆるデータがひとつに統合される」という革命を冠した株式会社インティメート・マージャーを創業し、2019...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/02/23 10:00 https://markezine.jp/article/detail/23849

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