beehaveの効果は「発見」「スピード」「精度」が実感できること
MZ:勝ちパターンのクリエイティブでも、まだまだ改善の余地があるということですね。
亀谷氏:勝ちパターンが定まってくると、なかなかチャレンジしなくなるんです。なぜなら、ある程度反応がわかっているクリエイティブを入稿して、「あとは運用で回していけばいい」となりがちなんですね。
松村氏:クリエイティブに変化をつけるにしても、ボタンやテキストの色を変えるくらい。そういった改善をくり返しても、ベースとなる反応を超えるクリエイティブはなかなか生まれません。
逆にしっかりした情報設計に基づいて制作すれば、コンセプトはそのままに別の表現やビジュアルに展開したり、大きなジャンプが狙いやすくなります。また、見せ方が変われば反応する層も変わりますので、CTRだけでなくCVRへの影響もでてきます。
亀谷氏:作り上げた勝ちバナーも、そもそもそれが決まった経緯に問題があるというケースも珍しくありません。例えば「CTRが高く、コンバージョンが低いバナー」と「CTRが低く、コンバージョンが高いバナー」の2種類がある場合、CTRが低いバナーでCVした人が、高いCTRのバナーに反応するとは限らない。クリエイティブの設計意図が明確であれば、そういう部分から気付きや発見も得られるんです。
MZ:なるほど。PDCAサイクルのスピードや、ノウハウの精度という面ではいかがでしょうか?
松村氏:制作スピードを劇的に速くすることは難しいですが、データを共有しながら、ある程度、制作面でのイニシアティブを取らせていただければ、PDCAサイクルを高速化できると考えています。広告主の利益に直結しますので、そこは今後も体制を含めて注力します。
今、効果が出るには1~2か月必要ですが、逆にいえば、その期間で何らかの成果やノウハウがご提供できますので、ぜひチャレンジしていただければと思います。
亀谷氏:さらなるデータ・知見の蓄積については、テスト方法のロジック策定などもあわせて、Web行動心理学研究所で今まさに取り組んでいるところです。裏付けとなる有用なデータを取得して、クリエイティブ設計の精度をより高めていきたいですね。
今こそ、「楽しいとか、役に立つとか、思ってもらえる広告づくり」が大切
MZ:最後に、今後の方向性について改めてお願いします。
松村氏:広告主だけでなく、メディアや広告会社、制作会社などデジタル広告領域に関わるすべての方の共通意識として、ユーザーに広告をもっと好意的に受け入れてもらえる工夫をしていく必要があると考えています。
具体的には、クリックやタップの障壁を下げないといけないと思います。広告から訪問した先で、すごく面白いものがあるとか、特別なメリットがあるとか、全体のしくみを含めてレスポンスを考えていく必要があると感じます。
そういった問題意識を含めて、弊社では「データ」×「クリエイティブ」をテーマに、ユーザーの皆さんにポジティブに反応してもらえる効果の高いデジタルマーケティング施策を、企画・実施していきたいと思っています。
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