電通は、eマーケティング事業を展開するオプトと、資本業務提携について合意したことを発表した。
電通は、保有しているオプトの第4回新株予約権のすべてを行使し、さらにオプトの普通株式を公開買付けする。公開買付け期間は、2008年1月21日から3月4日。買付け価格は1株あたり380,000円で、買付け予定数は27,000株。これによって、オプトの総株主の議決権に占める保有議決権の割合を3分の1超とする。この公開買い付け実施後、オプトは電通の持分法適用関連会社となる予定。また、電通は公開買付け後も、オプトのジャスダック上場を維持する方針だという。
両社は公開買い付け実施後、電通クライアントへの営業体制を拡充し、インタラクティブメディアを通じてのプロモーション作業体制を拡大。電通はオプトをインタラクティブメディアの主なバイイング先とし、オプトは電通連結子会社のサイバー・コミュニケーションズとその子会社を主なメディア発注先とするなど、3社で協議を進める予定。また、電通とオプトは共同でネットメディアやネット広告枠の開発・販売を行い、電通グループを含めた広告IT技術の新規開発や販売を進める。
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