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動画マーケティングの最新情報・成功事例を紹介!「動研」出張版

「5行以上の文章は全て動画にしたい」freeeの“マジで価値ある”動画コンテンツマーケティングに迫る

クリエイターとのマッチングも、オンラインでの制作進行も大満足

Viibar:これまで、freeeさんでは動画を頻繁に活用されてきたのでしょうか。

freee:実は、僕自身が動画を作るのが好きなんです。社内イベントで自分で編集して映像を作った事は度々ありますし、実はちょっとしたアニメーションも入れたりします。プロ級のものでは無いですが…。

 また、弊社のマーケティングには以前動画制作会社で働いていたメンバーもいまして、創業当初はPR動画を社内で作っていたこともあったんです。動画にある程度詳しい人材がいると、最初にこんな絵を作って、その後こう見せる、といった映像面の指示出しはスムーズに進みますね。

Viibar:今回はViibarクリエイターが企画段階から担当して制作しましたが、いかがでしたでしょうか。

freee:今回は制作時間が短かったのと、全体をモーショングラフィックで作ろうと思っていたので、社内でやり切れないということでViibarさんにお声掛けしました。弊社はベンチャーとして、常に新しいサービス、話題になっているサービスを活用しようという方針でやっているので、動画領域で話題になっているViibarを一回使ってみよう、となりました。

Viibar:Viibarを知ったのはどういったタイミングでしょうか?

freee:何ヶ月か前に、ある動画を制作した際に色々調べていて、動画制作のクラウドソーシングというサービスがあることを知りました。何かの記事で見たのだと思います。また、社長からも「Viibarはどうなんだ?」という声もありました。

Viibar:動画制作クラウドを利用して「マイナンバー動画」を制作してみていかがでしたか。

freee:まず、担当していただいたクリエイターさんがすごく良かったです。こちらの意図を的確に汲み取ってくれるので進行がとても楽で、社内でも「このクリエイターすごい!」と話題になりました。しかも、そのクリエイターさん自身が、マイナンバーについて詳しかったんです。いつもは、今回の2倍くらいやり取りしないと意図が制作側に伝わらないことを考えると、とても良いクリエイターと出会えました。

Viibar:担当クリエイターさんは分かりにくい説明アニメーション動画の制作経験が豊富で、行政のアニメーションも作っていたりするので、そういった制度に詳しいようです。一方で、その方は北海道を拠点に活動されていて、今回クリエイターと一度も顔を合わせずに制作進行しましたが、これに不安は無かったですか?

freee:我々のサービスもクラウドなので、そういった進め方には慣れています。テレビ会議もよく使います。今回遠隔のクリエイターさんだったことで、逆に打ち合わせのコストがかからず、楽だったとすら感じています。

 Viibarのオンライン制作ルームでやりとりは全て完結できましたし、とても使いやすかったです。動画のプレビューを見て直接書き込めたり、ファイルを一元的にやり取りとしたり、別途アップロードしなくても、動画プレビューを他の人にURL共有できたり、制作を楽にする工夫が沢山ありましたね。

5行以上の文章は全て動画にしたい

Viibar:今後の動画マーケティング戦略についてお聞かせください。

freee:短尺で分かりやすい動画や、音声無しの動きだけでわかる動画など、動画は今後もいろいろと挑戦してみたいと思っています。経理に馴染みの薄い方はまだまだ多いので、こうした難しいことをコンテンツとして発信するには、動画がむいていると思っています。

 また、freeeのユーザー向けにサービスの操作性を説明する動画、初めての方に向けた利用ガイドなども作ってみたいと思っています。最終的にはサイト上の「テキストで説明すると5行以上になってしまう情報」は、すべて動画にできないか、とすら思っています。

 当社のサービスは、営業時に実画面を見せて紹介出来れば、ご納得いただける確率が上がるんです。経理業務は、帳簿を見て打ち込むだけでなく、例えば請求書を発行したり、売掛金の管理をしたり、キャッシュフローを見たり、振り込みしたり、という関連業務がたくさんあります。通常はそれぞれの業務は分断されているのですが、freeeであれば一連の流れとして行える。これがfreeeの大きな強みなんです。画面で実際の動きが見られると、「あ、そんなことできるんだ!」と、流れをご理解いただける。

 一方で、営業に伺う前段階であるWebサイトの訪問者に対して、文字や画像だけでプロダクトの良さを理解していただくのはすごく難しいんです。このイメージしにくさという問題を解決する鍵の一つが、動画じゃないかということで、今後更に力を入れていきたい、と思っています。

Viibar:この度は貴重なインタビューのお時間をありがとうございました。

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この記事の著者

小野 敬明(オノ タカアキ)

外資系コンサルティングファームにて戦略コンサルティングに従事した後、2014年に企業のデジタル動画マーケティングを支援する株式会社Viibarに参画。自社のマーケティング活動を統括すると共に、動画を活用したマーケティング戦略や、データを基にした動画の企画・制作メソッドの開発を行う。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/05/06 08:00 https://markezine.jp/article/detail/24307

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