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“データサイエンティスト=特殊な仕事”ではない、誰もがなれる「問題解決型」データサイエンティストとは

文系マーケターがスキルを磨くために有効なアプローチ

 では、データサイエンティストになるためのスキルを磨くためにどうすべきか。佐々木氏は、理系・文系など学んできた内容によって、有効なアプローチは異なるのだという。

 数学的素養があるならば、オーソドックスに統計学から入り実践を積み上げてゆくアプローチが適している。一方で数学に触れてこなかった場合は、まず分析ツールを用いて実践するとよい。利用を繰り返すうちに「分析の勘所」といった直感的な感覚が体得できるというのだ。

 「昨今のツールは、比較的容易に分析を行うことができます。さらに、視覚的に分かりやすくレポートしてくれるものも多い。試行錯誤しながら、結果の見方や判断の仕方を学んだり、結果から逆算して理論を理解したりすることで、実践的なスキルを身につけることができます。ExcelのマクロやVBAなどから、プログラミングの世界に足を踏み入れていくのも、高度な分析の“実感”を養うために効果的だと思います」(佐々木氏)

 ただし、自己流で突き進むのはリスクも伴う。結果の見方や判断の仕方など解釈を誤ってしまう可能性があり、分析を熟知した人のアドバイスや正誤判定が受けられる環境が不可欠だ。

 「最近では、オンラインで学べる講座も登場してきています。必要に応じてフィードバックも受けられますし、短時間で効率的に学べるので特に忙しいかたにおすすめです。

 注意していただきたいことは、ツールや言語はそれぞれ特徴や、得意・不得意がある点です。たとえば、「Power BI」や「Tableau」などのBIツール(ビジネスインテリジェンスツール:データを蓄積・分析・加工して意思決定につなげるツール)はデータを可視化し、意味を読み取りたいケースに適しています。それこそ、先ほど申し上げた文系のかたが扱うのに向いています

 逆に、いきなり「R」や「python」などのツールに触れると最初は敷居の高さを感じるかもしれません。こちらは統計モデルの理解やプログラミングの知識が求められるので。ただ、慣れてくれば部品を自由に組み合わせてモノづくりをするような楽しさを味わうことができます。

 また、一口にBIツールといっても様々です。自社の環境や利用者の声などを参考にツールを選ぶと、ミスマッチは減らせるでしょう。

「Power BI」と「Tableau」の違い(クリックで拡大します)

 とはいえ、まずはデータサイエンスがどのような世界なのか、第一歩を踏み出して覗いてみていただきたいと思いますね」(佐々木氏)

はじめの一歩を踏み出すために

 佐々木氏の言葉の通り、データサイエンティストを志すならば、勇気を出してはじめの一歩を踏み出すことが必要だろう。そこで最後に、取材でも出てきた「Power BI」「Tableau」「python」について佐々木氏および利用者の声に加え、ベネッセが日本版の展開を担うオンライン学習プラットフォーム『Udemy』で提供されている「データサイエンティスト養成講座」中のオススメ講座を紹介したい。

 同講座はMarkeZine読者限定で2016年6月5日まで、特別価格で受講が可能だ。好評につき割引期間を2016年6月15日(水)まで延長。皆様の学習のスタートラインになれば幸いだ。(※本記事は2016年5月に公開された記事です)。

Excelライクで親和性高くスムーズに導入、可視化で容易に共有「Power BI」

株式会社ブレインパッド シニアデータサイエンティスト 辻 陽行氏
株式会社ブレインパッド
シニアデータサイエンティスト 辻 陽行氏

 Power BIを活用する最大のメリットは、自社のビジネス課題をチームメンバーや会社全体で容易に共有できる点です。直感的なインターフェイスで分析軸を自由に切り替えられ、分析アプローチと連携して視覚化することが可能です。短期間のうちに様々な分析結果を比較・検討できることも大きな魅力です。

 また、Azure ML(Machine Learning)やSQL Serverと連携させると、機械学習による知見をPower BI上で視覚化できるため、作成モデルの予測結果の確認や精度検証を高速に実施しやすくなります。

<佐々木教授のワンポイントアドバイス>
ExcelライクなGUIでビジネスユーザーとの親和性は高いです。Excelでは物足りないという人に、ぜひ触ってみてほしいツールです。クラウドベースのPower BIなら無料で手軽に試せる点も学習向きです。

「Power BI」を学べるオンライン講座

 Power BIで学ぶ、データサイエンティストの 分析プロセス入門(1時間)
 Power BI を使用したデータ分析入門講座(2時間)

学習概要

 ・大量データを抽出、加工できるようになる。
 ・基礎的な分析、可視化をできるようになる。
 ・データエンジニアリングの基礎を身につけることができる。

こんな人にオススメ

 ・分析、データ活用をしたい
 ・プログラミングをせず、ExcelライクなGUIで分析・データ活用を学びたい

VBAやマクロが気になるかたは、こちらもオススメです!

 ・ここから始める!本気でExcelマクロ(VBA)を学びたい人のための基礎講座【超入門編】

直感的な操作で分析・可視化、データ統合でモニタリングも容易に「Tableau」

株式会社 NTT データIT マネジメント室 システム開発担当 課長代理、黒木賢一氏
株式会社NTTデータ ITマネジメント室
システム開発担当 課長代理 黒木賢一氏

 Tableauの最大の魅力は、専門スキルがなくても直感的な操作で簡単にデータを分析・可視化して、さまざまな知見を得られる点だと思います。導入前はユーザー部門の要望をもとにITマネジメント室がレポートを開発・提供していましたが、多くの時間を要し、細かな分析ニーズへの対応が難しいという課題も抱えていました。今では、ユーザー部門でレポートの修正・追加をすばやくできるようになりました。そのため、全社や各組織のPDCAサイクルが加速しています。

 また、システムで管理しているデータと各組織が個別に管理しているデータをTableauで一元的かつ簡単にモニタリングできるようになりました。

<佐々木教授のワンポイントアドバイス>
BIツールとしての性能もさることながら、レポートのビジュアル訴求力が秀逸。有料ですが既に会社でライセンスを保有している場合もあるので、確認してみるとよいでしょう。

「Tableau」を学べるオンライン講座

 Tableau(タブロー)で実践!ビジネスユーザのためのデータ集計・視覚化・分析 基礎編(4.5時間)
 Tableau(タブロー)で実践!ビジネスユーザのためのデータ集計・視覚化・分析 応用編(4時間)

学習概要

 ・データから問題点や、新しいチャンスを発見することをスピーディに、楽しみながらできるようになる
 ・データを視覚的に把握できるダッシュボードを作ることができるようになる。

こんな人にオススメ

 ・日々の業務で、データを活用してみたいと思っているかた
 ・Tableauを初めて使う方、使い始めて間もないかた
 ・Tableauを使ってみたが最初の段階でつまずいてしまった方、もっと使いこなしたいかた

ライブラリの充実で分析速度アップ、プログラミング初心者にもおすすめ「Python」

東京大学 先端科学技術研究センター 辻 真吾氏
東京大学 先端科学技術研究センター
辻 真吾氏

 主にがん研究分野における大規模データの解析をPythonで行っています。Pythonはデータ解析に関するライブラリ(プログラムの部品)が豊富なので、すぐに目的のものを作る事ができます。たとえば、Web上のデータを持ってきて、加工し、見やすく可視化した画像を作る一連の作業をすべてPythonで行えるのです。ツールを併用していた時に比べ、仕事のスピードは格段に上がったと思います。

 Pythonは、覚えやすく書きやすいプログラミング言語なので、初学者にも向いています。今後、データ解析が中心となる世の中で、学んでおいて損はないスキルだと思います。

<佐々木教授のワンポイントアドバイス>
 簡便なプログラミングで多彩な形式のデータ統合をすることができます。各部門、各チームで様々に分析している結果やナレッジを、1つにまとめたいという方に特におすすめです。

「Python」を学べるオンライン講座

 実践 Python データサイエンス(総合17.5時間)

学習概要

 ・Pythonを使った基本的なプログラミングができるようになる。
 ・データの統計的な処理や可視化、機械学習アルゴリズムの基本がわかるようになる。
 ・JSON、HTML、Excelシートなどのデータ形式をPythonで扱えるようになる。

こんな人にオススメ

 ・Pythonを使ったプログラミングを学びたいかた
 ・Pythonプログラミングだけでなく、データサイエンスやデータの可視化に興味があるかた
 ・応用範囲の広いデータ解析のスキルを身につけたいかた

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/06/06 17:37 https://markezine.jp/article/detail/24419

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