DACのDMP「AudienceOne」は、郵便番号レベルの居住エリアターゲティングに対応。それに合わせ同社は、連結子会社であるプラットフォーム・ワンが提供するDSP「MarketOne」を活用したエリア広告サービスをリリースした。
これまでのPCやスマートフォンのブラウザ上での広告によるエリアターゲティングは、都道府県レベルのユーザー居住地指定が主流となっていた。しかし、都道府県レベルの広域エリア単位では、そのエリアに住むユーザーのデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性を捉えきれず、オンラインコンテンツの閲覧や検索等行動データによってユーザー属性を把握する状況が続いてきた。
DACは上記課題を解決するため、同社のデータサイエンティストがユーザー行動に紐付く位置情報データを解析し、独自アルゴリズムによる郵便番号レベルのユーザー居住地判定を新たに実現。これにより、設定した郵便番号のエリアからアクセスのあったユーザーへの広告配信が可能になる。
今後は、DSP「MarketOne」以外にも「AudienceOne」と既に連携しているYahoo! JapanやGoogleなどのDSPやアドネットワークでも同様のエリアターゲティングを可能にするとともに、プライベートDMPや商圏分析ツールとの連携、オフラインデータと掛け合わせた新たなデータの開発を行う予定。
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