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【出張版】fluct magazine

2020年には7500億円市場!? 著しい成長を見せるスマホ広告市場、課題と今後の展望

ユーザーを再びアクティブするための3つの施策

── ユーザーの呼び起こしとは、具体的にどのようなことを行うのですか?

 主に3つ行っております。

 1つ目は過去ユーザーの呼び戻し施策です。一定の期間起動していないユーザーを呼び戻すための施策で配信量は最も多いです。

 2つ目が一度アプリの利用を開始したユーザーの離脱防止施策です。競合の多いサービスが他のサービスにユーザーが離脱してしまうことを防ぎます。

 3つ目がアプリダウンロードから、課金までのロイヤリティ化です。今まで無料で使用していたユーザーを有料会員に転換させるなどLTV向上に寄与します。

── 今まで主流であった新規ユーザー獲得施策と、CyberZが力を入れている既存ユーザーの呼び起こし施策はどのように組み合わせていくと良いのですか?

 もちろん、今後も新規ユーザー獲得施策がスマートフォン広告で最も重要であることは、しばらく変わらないと思います。ただし、スマートフォン普及の成長率が緩やかになっていることから分かるように、新規獲得できるユーザーは無限ではありませんし、広告出稿をすればするほど、徐々に獲得効率も悪化していきます。

 そこで重要なのが、獲得したユーザーのアクティブ率を向上させ、LTVを最大化させることです。正直、設計のやり方は、アプリの種類やサービスのマネタイズ方法、ローンチからの期間にはよるため、細かく設計していく必要はあるかと思います。今後はさらに取得できるデータや活用事例を増やし、効果的に施策が打てるように知見を貯めていきたいと思います。

── これからスマートフォン広告市場はどのような方向に向かうと思いますか?

 今後は、メディア単体で行えることに限界がくると感じています。F.O.Xも含めたデータの掛け合わせや他のプラットフォームと協力した動きが多く出てくると思います。データとデータを掛け合わせた新たな配信方法ができてもおかしくはないのです。

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fluct magazine編集部(フラクトマガジンヘンシュウブ)

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2016/06/24 08:00 https://markezine.jp/article/detail/24631

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