SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

イベントレポート

電通デジタルが始動、「半世紀で成しえなかったマーケティングの進化を起こす」


必要なのはマーケティングコンバージェンスへの対応

 では、電通デジタルでは、マーケティングをどのようにして進化させていくのだろうか。そのカギとして丸岡氏は、電通が2013年に発表した中期計画にある「マーケティングコンバージェンス」を挙げた。これは、さまざまなメディア環境や消費者の行動様式の変化、テクノロジーの進化などマーケティングをとりまく変化全体のことを指した言葉だ。これまでは施策ごとに最適化することで効果を感じることができた。しかし、マーケティングコンバージェンスの進化する環境下では、その感覚は薄れてきており、現在は統合的に施策を行う必要が出てきた。そのため、施策、データの連携の重要性が問われるようになったのだ。

デジタルマーケティングの全体像

 電通デジタルでは、これまでのマスマーケティングはもちろん、デジタルマーケティングの全体像を最適化する人材もそろっているため、様々なレイヤー、目的に合わせて提案できるため、マーケティングコンバージェンスにも対応できるという。

ハイブリッドな人材を強みにデジタル化を推進

 では電通デジタルは具体的に何ができるのだろうか。それに対し丸岡氏は「幅広いサービスライン」「電通グループの培ってきたノウハウ」「チームアプローチとチーフコンサルタント」「ハイブリッドな人材」をキーワードに説明した。

 まず、「幅広いサービスライン」に関しては、コンサルティング、開発・実装、運用・実行支援という3つを軸に多くのサービスを用意し、その中から顧客に合わせて提案を行っていく。もちろん、どれか1つであっても対応していく姿勢だ。

 「電通グループの培ってきたノウハウ」はデジタル領域、またマス広告やプロモーションなど多岐に渡るノウハウをもとに全体最適を実現するという。

 「チームアプローチとチーフコンサルタント」もポイント。顧客と一体組織を形成して、電通デジタル社員の駐在、出向も行う。そして、責任者にチーフコンサルタントを立てることで、マーケティングのデジタル化全体をプロデュースする。

 そして、丸岡氏は「何より、ハイブリッドな人材がいることが1番の強みです」と語る。マーケティングは、デジタルのみならず、マスおよびリアルイベントのプランニングなどに関するスキル、知見が必要になってくるため、複数の経験を持った人材が必要だ。電通はグループ全体で複数領域の専門領域を持った人材育成に取り組んできたこともあり、それを可能にしているという。

 プレゼンテーションの最後に丸岡氏は、「マーケティングにおける、新幹線レベルの進化を起こしたいと思っています。その実現には、新幹線が部品や機体、線路を作る会社と協力して実現するように、多くのパートナー企業の協力と、広告主の皆様の力が必要です。一緒にマーケティングに変革を起こしましょう」と締めくくった。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2016/07/15 12:06 https://markezine.jp/article/detail/24771

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング