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Twitterプロモーションの最新動向を追う(AD)

エイチームがTwitterをフル活用、事前登録25万人・認知率1.5倍を実現した施策のすべて

テレビCMより費用も準備期間も抑えて、認知率1.5倍を実現

 「リリースした後は、新規獲得と認知拡大の目的別にプロモーションを行いました」と柴田氏。それぞれ、何をしたのか見ていこう。

新規獲得:ファミ通App×Twitter「Amplify」を活用

 通常のTwitter MAP(モバイルアプリプロモーション)による獲得に加えて、Twitterの動画広告メニュー「Amplify」と、ファミ通Appがコラボレーションした商品を活用。ファミ通Appが制作したTwitter専用のゲーム解説動画を配信した。

 「この取り組みは非常に良い成果が出ました。ゲームとゲームプレーヤーを知り尽くしたファミ通Appさんにコンテンツを作っていただくことで、ゲームに特に興味のある利用者にアプローチができました。そのため、Amplify経由で利用を開始した層のゲーム課金率や継続率はとても高い」(柴田氏)

 ●Twitter Amplify
 Twitterの動画広告商品。スポーツのハイライト動画など注目度の高いコンテンツの前後に動画広告を挿入できる。

 ●モバイルアプリプロモーション
 通常のツイートと異なり、ツイート内にボタンを設置し、利用者をアプリストアに直接誘導ができるサービス。通常のプロモ商品と同様に、趣味や興味関心といったインタレストグラフに基づいたターゲティングが可能。

認知拡大:プロモビデオを活用

 ゲーム内容や、タイトルロゴを訴求したクリエイティブを制作。20〜30代のゲームアプリを利用する層をターゲティングして配信した。結果、調査では施策前に比べて認知率が1ヶ月で1.5倍ほど上昇したことがわかった。

 アプリのプロモーションにおいてTwitterを活用する際は、認知拡大よりも新規獲得に活用することが多いのではないだろうか。なぜ、今回、Twitterで認知拡大施策を展開したのか。

 「認知拡大といえば、テレビなどのオフライン施策と考えられがちです。もちろん効果は大きいですが、オフライン施策は制作などに長い準備期間がかかりますし、柔軟な対応が難しい。その点、認知から素早くリーチを広げたい場合は、やはりweb施策はスピーディーです。そのため、Twitterを活用することに決めました」(柴田氏)

 実際に、テレビCMであれば企画から実施まで約3~4ヶ月かかるところを、今回は2週間ほどで行ったという。

 「テレビCMで認知率を同じだけ伸長させた場合を考えると、テレビの6割ほどのコストに抑えることができました。認知率を50%や、それ以上に広く大きく伸ばしたい場合は、マスを主軸に広告を流す方が効果的だとは思います。ですが今回のように、初動で成果を出したい場合は、webの方が向いていますし、費用対効果も良いと感じました」(柴田氏)

次はクリエイティブにも力を入れたい

 新規獲得と認知拡大では、動画広告のクリエイティブも変えたという。前者の場合、ゲームタイトルはあまり必要無く、単純に“このゲームをやりたい”と思わせるものにした。対して、後者ではゲーム画面とタイトルがしっかり結びつくように、ロゴ等のイメージが頭に残るようなクリエイティブにした。

 「動画の制作にかける時間が少なかったことは反省点ですね。予算的にはweb動画への配分も増えてきているので、制作に1~2ヶ月は要するテレビCM同様に、Twitterでの動画クリエイティブも高い品質・レベルにしていく必要があると考えています」(柴田氏)

 クリエイティブの質を高めつつ、webのメリットであるスピードを維持するためにはどうすれば良いだろうか。Twitterの両氏はこう語る。

 「経験上、毎回新しいクリエイティブを作る必要はなく、動画が1本あればそれを少し編集したり、順序を変えたりするだけでも成果がぐんと上がることも多いです。そうすれば、時間やコストの節約になるでしょう」(庄司氏)

左:Twitter Japan株式会社 オンラインビジネス ゲーム/アプリ業界担当 マネージャー 瀬尾 洋徳氏、右:同、アカウント・エグゼクティブ庄司 智哉氏
左:Twitter Japan株式会社 オンラインビジネス ゲーム/アプリ業界担当 マネージャー 瀬尾 洋徳氏
右:同、アカウント・エグゼクティブ庄司 智哉氏

 「Twitterユーザー、およびTwitterの動画フォーマットに合わせて最適化したクリエイティブを作ることがポイントです。当社にはTwitterで反応の良かった動画は何か、といった情報があります。見てもらいやすいクリエイティブの知見を提供させていただけるかと思います」(瀬尾氏)

次のページ
成功の秘訣は「新規獲得と認知拡大で施策をわける」こと

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この記事の著者

東城 ノエル(トウジョウ ノエル)

フリーランスエディター・ライター
出版社での雑誌編集を経て、大手化粧品メーカーで編集ライター&ECサイト立ち上げなどを経験して独立。現在は、Webや雑誌を中心に執筆中。美容、旅行、アート、女性の働き方、子育て関連も守備範囲。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2016/11/28 08:00 https://markezine.jp/article/detail/25495

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