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プレスリリースの効果的な活用法

URL掲載はメディア判断 サイト流入を高めるためのリリースマナー

自社サイトへの流入につなげるプレスリリース施策とは

 これまで「プロモーション」と「ブランディング」の両面からプレスリリースのKPIについてお話してきましたが、@Pressを利用していただいている企業の多くは、「プロモーション」を目的としてプレスリリースを活用しています。特に、自社が運営するサービスサイトや、ECサイトへの流入を狙ってプレスリリースを配信ケースが多く見受けられます。

記事内のリンク有無がサイト流入に直結

 それでは、どのような工夫をすれば自社サイトへの流入を増加させることができるのでしょうか。影響力があるWebメディア、たとえばYahoo!ニュースのTOPに取り上げられること(俗に言うYahoo!砲)で爆発的なアクセスが期待できますが、そのようなWebメディアに取り上げられるのは非常に困難です。

 最も簡単な方法は、有力メディアでなくても、まずは記事の中に自社サイトのURLを記載してもらうことです。しかし、すべての記事においてURLが記載されているわけではありません。広報担当者がやってしまいがちな誤った手法とともに、URLを記載してもらうためにどうしたらいいかを見ていきましょう。

自社サイトへの流入に“繋がらない”NGポイント

1.URLの掲載をプレスリリース文章で依頼する

 メディアに対して「記事掲載の際はサイトURLを記載すること」と注文をつける企業がいますが、これは絶対にやってはいけないことです。メディアが執筆する記事の内容に口を出すことは原則としてできず、メディアからすれば「内容を自由に編集したいなら広告出稿してほしい」と思われ、そもそも記事にしてくれないことが多くあります。

 どうしても記載しなければいけないコピーライトなどの権利表記については上記の限りではありませんが(※)、記事内容に注文をつけることは控えましょう。

 ※希望を聞き入れるかどうかもメディアの自由です。コピーライトが必要なキャラクター等の画像については、画像内には直接コピーライトの記載しておくとよいでしょう。

2.詳細情報をプレスリリースに書かず、自社サイトのみで公開

 商品やイベントの詳細情報をプレスリリースに記載せず、自社サイトでのみ公開しようとするケースがあります。まずは、プレスリリースを受け取った記者の自社サイトへの流入、その後記事でも詳細は自社サイトで確認するように誘導しようという施策です。

 これをやってしまうと、多忙な記者はわざわざサイトを確認してまでプレスリリースを読み進めたいと思わず、結果的に掲載もされなくなる逆効果の施策です。よって、詳細情報はプレスリリースにも記載しましょう。

ポイント:URL掲載に裏道なし!URL掲載する/しないメディアを知って、狙い撃ち

 残念ながら記事内にURL掲載をしてもらうための直接的なテクニックは存在しません。メディアによっては、記事内にURLを掲載しないという方針もあります。そのようなメディアに対してどんなに工夫をしたところで、URL掲載には結びつきません。

 このようにWebメディアには記事内にURLを掲載する/しないという違いがあります。そこで、自社サイトへの流入を増大させるには、「記事内にURLを掲載するWebメディア」をターゲッティングしてプレスリリースを配信していきましょう。

まとめ

 ターゲティングするメディアを選定する際は、プレスリリースの目的を念頭に置きつつ、さらに記事内にURLを掲載するWebメディアかそうでないかをしっかりと把握することが大事です。そして、そのメディアに掲載されやすい切り口、内容のプレスリリースを配信することが自社サイトへの流入を増加させるための地道で確実な方法と言えるでしょう。

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この記事の著者

伊藤 哲弥(イトウ テツヤ)

ソーシャルワイヤー株式会社 @Press事業部 副事業部長
1988年生まれ。大学卒業後に編集プロダクションでの勤務を経て、現職。プレスリリース配信サービス「@Press(アットプレス)」において、マネジメント業務やマーケティング施策の実施、セミナー登壇や営業まで幅広く行う。

■@Pressについて
日本で一番記事や取材につながるプレスリリース配信サービス。すべてのプレスリリースに、専用の担当者をアサインするシステムを2001年のサービス開始より続けて...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/12/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/25778

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