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デジタルトレンドレポート

【調査】ジワジワと拡大するデータフィード広告市場、先行きも晴天模様


2020年の市場規模は1,500億円規模に

 データフィード広告市場の今後だが、新しい媒体が増えることが成長を後押ししそうである。大手ポータルサイトや、ソーシャルメディアなどで今後新たに提供されるのではないかという噂は各所から聞くことができる。

 それと同時に、データフィード広告の配信先媒体の多様化も進むであろう。従来のCriteoやGoogle DynamicXの配信先である一般サイトの他、今後は検索サイトやソーシャルメディアなどでの広がりが進むことが予想される。

 検索サイトについては、Googleの検索結果に画像が表示されるショッピング広告や、人材業界向けのプロモーション予算をここ数年で一気に獲得したリクルートグループのIndeedなどは引き続き継続した売上成長が予測される。

 その他にも、将来たとえば不動産業界向けや旅行業界向けで、バーティカルサーチ(専門検索サービス)が広がりマネタイズが進む可能性もあるかもしれない。

 ソーシャルメディアにおける配信も増えることは間違いなさそうだ。Facebookのダイナミック広告は現在普及しつつあるが、今年以降はプロスペクティングが売上成長を後押ししそうだ。

データフィード広告市場規模(広告配信先別)2014年~2020年 単位:億円(ビカム/デジタルインファクト調べ)
データフィード広告市場規模(広告配信先別)2014年~2020年 単位:億円
(ビカム/デジタルインファクト調べ)

 データフィード広告市場は見込み顧客を作り出す手法であるプロスペクティングのような、リターゲティング以外の用途での活用も進み、引き続き高成長を続け2020年には1,507億円に達すると予測した。

 これまで広告主の導入ハードルが高いとされ、利用が大手のみに限られてきたが、現在媒体やデータフィードベンダーなど業界全体がよりすそ野の広い広告主層をターゲットにした提案を進めており、今後の更なる普及が期待される。

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この記事の著者

野下 智之(ノシタ トモユキ)

株式会社デジタルインファクト 代表
ExchangeWire.jp 編集長

1983年設立の市場踏査会社、株式会社シード・プランニングの独立プロジェクトとして、2014年10月にデジタルインファクト(Digital InFact)を設立、2016年4月に法人化。

デジタル領域を対象とする市場・サービス...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2017/09/18 22:48 https://markezine.jp/article/detail/26344

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