東京工科大学は、2017年度の新入生1,730名を対象に、コミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査を実施した。調査日は2017年4月5日、回答者の男女比は65%・35%だった。
SNSは「LINE」「Twitter」が主流、「SNOW」は女子の56%が利用
「現在利用しているSNSサービスや動画サイト」について質問したところ、「LINE」の利用率が98.2%、「Twitter」の利用率が81.5%と前回調査に続き高い比率を維持しており、定番のサービスとして定着している状況が浮かび上がった。
また、「Instagram」の利用率は対前年5ポイント増の33.2%と拡大傾向が続いているほか、手軽に画像の加工などができる「SNOW」の利用率は28.2%と、新しいサービスながら「Facebook」の16.2%を上回った。
同じ質問項目を男女別で集計すると、女子の「SNOW」利用率は「Instagram」の56%に並んだ。男子の利用率は女子に比べてかなり低く、「SNOW」が13.7%、「Instagram」は20.9%だった。
連絡手段はほぼ全員が「LINE」、メール利用は4人に1人
友人との連絡段について聞いたところ、ほぼ全員に近い97.7%が「LINE」と回答。次いで「Twitterのダイレクトメッセージ」が前年比1ポイント増の41.1%となった。 一方「携帯・スマホのキャリアメール」は9ポイント減の26.8%と引き続き減少傾向にあることがわかった。
男女別に見ると、男子の「携帯・スマホのキャリアメール」利用者は4人に1人以下の23.9%となり、女子の32.1%よりも少なかった。男子のほうが「携帯・スマホのキャリアメール」離れが進んでいることがわかる。
最も信頼できるメディアは「テレビ」「新聞」が上位に
最も情報を信頼できるメディアについて質問すると、情報源としての接触率が高い「テレビ」と回答する人が53.8%と最多で、女子では65%となった。次いで「新聞」は15.3%と、テレビに大きく差をつけられる結果となった。「インターネットニュース」は14.5%、「Twitter」も7.7%と、接触率が高い割に信頼度が低い傾向が明らかになった。
ニュースの情報源は「テレビ」「Twitter」に次いで「LINE」が急増
「世の中の動きについて情報を得ているメディア」は、上位の「テレビ」が84.7%、「Twitter」が58.2%と前回と同水準を維持。一方、「LINE」が12ポイント増の54.6%と急伸。特に、女子の7割近くが利用していることが目立った。ほぼ全員が利用している「LINE」が、ニュースメディアとしても広く活用され始めていることがわかった。
女子の8割近くが「iPhone」ユーザー
スマートフォンはほぼ全員の97.4%が所有しており、このうち7割が「iPhone」を使用していた。また、女子は男子よりも約1割多く8割近い76.6%が「iPhone」ユーザーだった。
【調査概要】
調査日:2017年4月5日
調査対象:2017年の東京工科大学新入生(八王子キャンパス、蒲田キャンパス)
サンプル数:1,730名
調査方法:新入生ガイダンスにて調査票を配布・回収
回答率:100%
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